【2016年 編入生インタビュー】 Black Hills State University編入 浅間 愛さん

浅間 愛さん 

東京都出身

2014年秋マーセッド大学入学

2016年秋ブラックヒルズ州立大学編入学

 

 浅間愛さんは2014年にマーセッド大学に入学し、ビジネスを専攻科目として勉学に励みました。マーセッド大学では積極的にクラブ活動に参加し友達の輪を広げていきました。また、カンバセーションパートナープログラムに参加し、留学生と現地学生とのコミュニケーションを作る場をサポートする役割を担っていました。

 愛さんは高校でサッカー部に所属していたこともあり、マーセッド大学ではサッカークラブに所属、そしてその経験を生かして地域の子供サッカークラブでコーチのボランティアをしていました。マーセッド大学で二年間学び、今年の秋からはサウスダコタ州ブラックヒルズ州立大学:Black Hills State Universityへ編入学し、ツーリズム&ホスピタリティマネジメントを専攻として四年制大学の卒業を目指します。

ブラックヒルズ州立大学にて



 

 今回は、Black Hills State Universityへ編入を決めた浅間さんに、マーセッドでの大学生活、編入までの道のりと、今後の目標について伺いました。

 

愛さんの生活している学生寮

 

・留学を決めた経緯を教えてください。

 

 高校3年次まで部活動に専念していたので、いざ大学の進路を考えた時に、特別にやりたいこと、学びたいことが見つからず、正直なところ日本の大学にあまり興味を感じていませんでした。その一方で、英語は得意分野ではありませんでしたが、英語をもっと使えるようになって、空港で仕事をしてみたいという夢を持つようになり、手っ取り早く仕事で通用する英語を学ぶには留学して英語を利用する機会を増やすのが近道だと思い、留学を決めました。

 

・専攻科目を教えてください。またその専攻に決めた理由を教えてください。

 

 マーセッド大学ではビジネスを専攻しました。現在は、ツアーリズム&ホスピタリティマネジメントを専攻しています。始めは、自分の好きなサッカーに関連するスポーツマネジメントを専攻として大学で学んでいこうと考えました。しかし、マーセッドで生活していくうちに、アメリカに来たからこそ気付いたこと、自分の好きなこと、やりたいことを学ぼうと思うようになりました。そして、アメリカでの生活を通じて、コミュニケーションや人を喜ばせることが好きということに気づき、日本人が持っているおもてなしをして、周りの人々に気持ちの良い時間を過ごしてもらいたいと思い始めたのがきっかけで、思い切ってツアーリズム&ホスピタリティマネジメントを専攻して卒業しようと決めました。


 

・編入学をするためにマーセッドカレッジで心がけていたことは何ですか。

 

 当たり前のことでありますが、毎回クラスに参加すること、宿題を期限までに提出することを心がけてきました。英語は得意分野ではなかったので、授業の内容は、科目や先生によっては理解するのに時間がかかることもありましたが、予習、復習、宿題をしっかりこなし、授業に取り組むことで全ての授業の内容を理解し、自分のものにすることができました。

 

・ いつごろから編入学を考え始めましたか。

 

 マーセッド大学に通い始める前から編入することは考えていましたが、実際に大学について調べ始めたのは留学生活2年目に入った頃からです。様々な学校に連絡をして、できる限り多くの情報を集めました。

 

・マーセッドカレッジでの二年間、力を入れていたことを教えてください。

 

 まずは、ネイティブスピーカーの友人との時間を増やすことを心がけていました。英語を不得意としていたので、学校面でも生活面でも英語が通じず苦労することが目に見えていました。英語の能力を高めるために勇気を出して様々な国の友人を作り、会話の時間をできるだけ多く取りました。最初の頃は英語が通じないことやわからない単語が多々あり、話が弾まずストレスがたまる時期もありました。次第に会話が弾むようになり、多くの友人と話すことや出かける機会が増えた頃から、マーセッドでの生活が楽しくなりました。

 

 もう一つは、地域の子どもにサッカーを教えるというボランティア活動です。サッカー経験があるのでコーチならできるだろうと思い、始めましたが、教えることも、英語で説明することも思った以上に難しく、苦労しました。徐々にコミュニケーションが取れるようになったり、負け続けた試合も接戦となる試合や、選手が笑顔で走り回っている姿、成長していく姿を見ることができ、教え甲斐を感じるようになりました。

 

・ 編入先の大学を教えてください。またその大学に決めた理由を教えてください。

 

 2016年秋学期からサウスダコタ州のブラックヒルズ州立大学に通っています。この大学に決めた理由は、他大学に比べ学費が安いこと、小さな町、さらに小さな大学であることです。アメリカの4年制大学は、2年制大学に比べ、寮や保険の費用を含め学費がかなり高くなります。名前が知られている大きな大学になると日本の2〜3倍の費用になるので、家族のことも考えた結果、ある程度学費の安い学校を選択しました。 

 

 また、小さな町だと学校の周りには遊ぶ場所がありません。ブラックヒルズ州立大学のあるスピアフィッシュは山に囲まれている環境なので、遊びまわること無く、勉強に集中することができると思ったからです。

 

 そして、大学の対応の早さも一つの決め手でした。大学を選ぶ際は、自分で連絡を取りましたが、返信が早くて、全ての質問に丁寧に応えていただいたことが決め手になりました。また、日本人が4人のみと言う情報を知り、アメリカに留学したからには日本語に頼らず、アメリカ人と共に勉学に励みたいと思いました。

大学のアメリカンフットボールフィールドにて


 

 

 

・編入後の目標、意気込みを教えてください。

 

 第一の目標は、ツーリズム&ホスピタリティマネジメントの専攻で卒業することです。授業の内容は、卒業するにつれて難しくなり、課題の量が増えていくと思います。良いグレードを取得するため、自分の身にするために満たす勉強時間の確保を行い、単位を落とすことなく、卒業したいと思います。

 

 第二の目標は、アメリカ人の先生や生徒、他国から来ている留学生に、日本の素晴らしさを伝えていくことです。アメリカに来て、日本で当たり前としている清潔さやマナー、挨拶等ができていないことを身にしみて感じました。学校のクラブ活動やイベントの中で、日本のことを知ってもらう機会を作ったり、日本食に興味を持ってもらったりして、2020年に行われる東京オリンピックに一人でも多くの外国人が観戦、観光として日本に足を運んでくれたらと思っています。アメリカだからこそ出来る体験、そして様々な新しいことに挑戦していきたいと思います。

 

・編入学を考えている生徒へのアドバイス。そしてアメリカ留学を考えている人へのアドバイスをお願いします。

 

 挑戦することの大切さとオンとオフの切り替えを行えば自分を成長させることができると思います。挑戦の一歩を踏み出すことは簡単なことではありませんが、一歩を踏み出すことで見える世界が変わります。特に留学への一歩は、未知の世界で、不安が多くありますが、周りのものが全て新しい経験になるので、毎日身になることを収穫することができます。日々新しい経験を積み、成長できるのではないかと思います。

 

 また、オンとオフの時間を作って欲しいと思います。ダラダラと勉強に望むのではなく、勉強に集中する時間とリラックスする時間をしっかり決めれば、効率良く日々を過ごせると思います。初めは慣れないと思うのでタイムスケジュールを組み、友人との時間、一人の時間、そして勉強する時間等を割り振ってみると毎日充実した生活を送ることが出来ると思います。

 


【2015年編入生インタビュー】

 



浅間 愛さんによる学生コラム


 

お問い合わせはこちらから。

 

メモ: * は入力必須項目です

カテゴリーごとにまとめた過去の記事はこちら