留学生トレーナーを対象にした、4年制大学キャンパスツアーを実施


 マーセッド大学のISS (International Student Services)では、留学生向けの様々なサービスを提供しています。今回は、アスレチック・トレーナーを志望する学生トレーナーを対象に、カリフォルニア州立大学フレズノ校 (以下、フレズノ州立大学)でのキャンパスツアーを実施しました。

 フレズノ州立大学は、スポーツが盛んな大学として知られ、大学スポーツの組織としては世界最高峰にあたるNCAA(全米体育協会)ディビジョン1に所属しています。カリフォルニア州では15校のみ存在するNATA認定アスレチックトレーナー資格が取得できる大学のひとつです。

 

学部長の話を聞く学生たち
学部長の話を聞く学生たち

 昨年、フレズノ州立大学ではリハビリ施設が新設され、学生選手へのより手厚いケアができるようになりました。新施設の中には、最新の治療機器やトレーニング器具だけでなく、同時により多くの選手に対してテーピングや、リラクゼーションマッサージをするためのマッサージベッドが配備されています。そして、大学内には各分野の専門医が在中しています。例えば、試合中に激しいタックルを受けるアメリカンフットボール部の選手にとって必要不可欠なマウスピースを、大学に在中している歯科医がその場で測定し、製作することができます。

 また、今回のキャンパスツアーでは、現在のNATAの会長であり、フレズノ州立大学のキネシオロジー学部の学部長でもあるDr. Scott Sailorさんに施設の案内や学部の特徴などの説明をして頂きました。学生たちは最新のテクノロジーとトップクラスの教授陣などに囲まれながらNATA認定資格のための実習などができるでしょう。

 

現地学生による新施設の説明
現地学生による新施設の説明

 

 マーセッド大学の学生トレーナーたちは、Dr. Scott Sailorさんの他に、現地の学生トレーナーから、施設や経験等などの詳細な説明を受けました。

 案内役の学生はカレッジ生時代に、部活とトレーナーの二刀流で過ごしており、カレッジの卒業と同時にフレズノ州立大学へ編入してきたとのことでした。フレズノ州立大学を選んだ理由として、大学の各スポーツチームの強さと設備の良さの二つが編入を決めた要因と話していました。また、アスレチック・トレーナーという仕事は、お互いに助け合う「協調性」を第一に求められる仕事であり、カレッジで自身の技術を磨くだけでなく、「協調性」も同時に磨くことが重要だと、学生たちへアドバイスを行いました。

 各大学のパンフレットや、インターネットでの公式サイト、写真だけではその大学の良さや雰囲気を十分に理解することは出来ません。実際に自分の目で大学を見学することは、編入先大学を選ぶ際に重要な役割を果たします。施設を見学し編入後の姿を想像することで、日々の取り組みへのモチベーションにもなることでしょう。

 しかし、大学スポーツのシーズンになると、学生トレーナーたちは放課後や週末の時間を実習に費やすことが多い為、キャンパスツアーに出向く時間を作ることが困難となります。今回のように、大学の留学オフィスがこのようなイベントを企画することで、学生トレーナーを始め、時間に追われている留学生にとっては、心強いサポートとなったようです。

 


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