アメリカバスケットボール留学

 バスケットボール発祥の地として知られるアメリカ。NBAの選手に憧れてバスケットボールを始めた人も多いことでしょう。アメリカのバスケットボールは、攻守共に力強いプレーを特徴としています。勿論、競技人口は多く、バスケットボールで奨学金を獲得しての4年制大学進学を目指す学生は少なくありません。

 また、NBAでは2006年からドラフトでの高卒選手の指名に制限が設けられており、高校卒業から一年以上が経過した選手だけがドラフトの対象となっています。この為、アメリカではほとんどのプレイヤーが大学に進学し、部活動に取り組みながら、学業との両立を目指しています。

 一方で、アメリカの大学では、バスケットボールが上手いだけの選手は通用しません。授業の単位を落とせば、監督からロースター入りの許可を得ることが出来ず、試合に出場することが出来なくなります。バスケ留学生としてアメリカへ来た学生選手は、現地学生との体格の差だけではなく、言葉の壁や学業におけるハンデを乗り越えて、バスケの本場に挑戦する覚悟が求められます。

マーセッド大学の特徴

 マーセッド大学の男女バスケットボール部はCCCAA (California Community College Athletic Association)に所属しており、11月からシーズンに入り、1月から地区リーグが始まります。チームはプレーオフ進出を目指し、冬休み中や祝日にもトレーニングを行っています。

 マーセッド大学の女子バスケ部は2014年には北カリフォルニアベスト8に輝くなど、強豪チームとして知られています。学生アスリートとして奨学金を得て4年制大学へ編入する選手もおり、奨学金を獲得できれば、高額な学費の不安を減らし留学生活を送ることができます。

 

 留学生にとってのマーセッド大学の特色は、大学内に語学学校が設置されていることです。英語力に不安があっても語学学校から留学を開始することができ、アメリカでのスポーツ留学を実現することができます。マーセッド大学入学の合格基準はTOEFL ITP 450点、IBT45点または英検2級Aとなっており、渡米からバスケ部への参加の流れは以下の通りとなります。

 

① 春~夏に語学学校に入校しTOEFL試験をパス

 

② 8月に始まる秋学期から大学に入学

 

③ 現地の学生と横一線でバスケ部のロースター争いに加わる

 

 2012-2013年シーズンには、日本人留学生が男子バスケ部でMr.Defence賞を受賞し、2015-2016年のバス ケ部には男子から3名、女子から1名の日本人留学生がロースター入りを果たしました。いずれの学生も、アメリカ人の体格に負けず、日本で習得した技術やス ピードでアメリカの大学バスケ界に挑んでいます。

マーセッド大学男子バスケ部
マーセッド大学男子バスケ部
マーセッド大学女子バスケ部
マーセッド大学女子バスケ部

男子バスケットボール部ヘッドコーチ ビル・ラッセル

 

 1980年にマーセッド大学男子バスケットボール部のアシスタントコーチに就任した後、1988年から歴代3代目のヘッドコーチに就任。

 インディアナ州で育ち、高校時代にはフットボール、バスケットボール、陸上に精を出した。「家族と離れたところで学びたい」という固い意志を持ちマーセッド大学に進学。1973-1975年の2年間、マーセッド大学バスケットボール部として活躍し、州大会の決勝に進出、1975年にはオールアメリカに選出される好成績を残した。バスケ部での活躍が認められ、全額奨学金を獲得しパシフィック大学ストックトン校に編入。1977年経済管理学科を卒業後、サンフランシスコ大学で博士号を取得した。

 

女子バスケットボール部ヘッドコーチ アレン・ハドルストン

 

 マーセッド大学女子バスケットボール部のコーチとして19年のキャリアを持つ。ヘッドコーチ就任からは15年目を迎え、ヘッドコーチとしての生涯勝率は6割3分、リーグ戦での勝率は脅威の7割5分を誇る。チームとしては2014年に北カリフォルニアベスト8、カリフォルニアベスト16の成績を残している。

 コーチ・ハドルストンはマーセッド大学を一般教養教育学科で卒業。カリフォルニア州立大学スタニスロース校に進学後、運動学部で学士号を取得した。現在は、女子バスケ部の指導を行う傍ら、保健の授業を受け持っている。

  

マーセッド大学バスケットボール部に所属する留学生の声

 

 

男子バスケットボール部

2015-2016年ロースター入り 体育学科(キネシオロジー) 亀田恭平君

 

「マーセッド大学のバスケ部の練習は、良い意味で自由な雰囲気行うことができ、思ったことや自分の意見をコーチに対してもチームメイトに対しても言える環境です。日本の部活と違い、短い時間で効率よく練習をしている印象があります。 また、部活動だけやっていればいいのではなく、成績が悪いとチームにいられないため、学業との両立が求められます。コートの中では、全員が自分自身に自信を持っていて、シュートをミスする事よりもトライしなかった事の方が責められるべきといった雰囲気があります。」


 

女子バスケットボール部

マーセッド大学2年生 体育学科(キネシオロジー) 島袋あらたさん

 

「納得いかないことなどがあれば、練習後のミーティングでプレーヤー同士、思ったことをはっきり言い合います。泣いたり本気のケンカになったりすることもありますが、そのあとはしっかり仲直りしているので、その辺りが日本との違いだと思います。 部活と勉強の両立は大変ですが、"留学生だから"という言い訳はしたくないので、しっかり時間を見つけて勉強するようにしています。チームメイト、コーチ陣は私が留学生なので溶け込みやすいようによく話しかけてくれたり、プレーについてアドバイスをしてくれます。また、私もわからないことはすぐ聞くようにしています。アメリカ人とプレーしていて一番感じるのは、体格の差です。身長、パワー、スピードが日本とは違いすぎて最初は圧倒されましたが、その分、自分はどうしたらこのプレーヤーに勝てるかということを考える良いきっかけにもなりました。」


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