マーセッドカレッジアスレティックトレーナープログラム

 マーセッドカレッジには2人のNATA公認アスレティックトレーナー(ATC)が常駐しています。現在は同大学内の14の部活、約300人の学生アスリートのケアをし、支えています。マーセッドカレッジのアスレティックトレーナープログラム(ATプログラム)ではATCの元で基礎知識やテーピング技術を学び、実際に部活動に参加する学生アスリートにテーピングをしたり脳震盪テストを行なったり、時には試合に帯同してNATA資格所得に必要な実地研修を行います。

 

 ATCになるためには、アスレティックトレーニング教育認定委員会(CAATE)公認の4年制大学、大学院に設置されたアスレティックトレーニングプログラムを卒業し、認定資格(BOC exam)に合格する必要があります。学部での履修期間はCAATE認定校によって異なり、入部にあたり事前に履修すべきクラスを設定しています。認定校は全米で約350校あり、プログラム在籍期間は学校によって異なります。

 アスレティックトレーニングプログラムに入るためには、入学前に履修が義務づけられている科目において学部が定めた基準以上の成績を収めておく必要があります。英語を母国語としない留学生の皆さんにとって、まずは基本となる英語をしっかりと身につけ、次のステップに進むための十分な英語力を習得する期間として必修科目を履修しつつ、同時に実際の現場で経験を積むことができるマーセッドカレッジのATプログラムは最適な夢への第一歩になるでしょう。

 

また、四年制大学の学士過程への入学は費用面での負担が大きく、学士過程前半の2年間をマーセッドカレッジなどの二年制大学(準学士)でクラスを履修し、3年時から四年制大学へ編入する方も多いです。

 


具体的に何をするのか

選手のケア・テーピング・ストレッチ

練習の準備・参加(アメフト)

選手情報の管理

リハビリ

ホームゲームへの参加

備品の管理

脳震盪評価テスト(SCAT)の補助

遠征試合への帯同


 マーセッドカレッジアスレティックトレーナープログラムは強制的に参加するプログラムではありません。自分のクラスやその他の予定に合わせて自由に参加できます。自分のスケジュールに合わせて、空いた時間にトレーナールームに行き備品の整理や部活準備、テーピングの巻き方を常駐の公認アスレチックトレーナー(ATC)に教わったり、自分で復習します。毎日空いた時間にトレーナールームに向かっている意欲的な学生もいますし、反対に、徐々にフェードアウトして辞めてしまう学生がいるのも事実です。

自由度が高い分、モチベーションの持ち方で良い方にも悪い方にも転びます。本場のATCに直接教わることができる貴重な機会を有効活用するのも、しないもの学生次第です。ただ確実に、ATCの資格の取得を目指す学生にも、本場アメリカでATCの現場を体験したい学生にも、本気でアスレチックトレーナーを目指す学生には素晴らしい環境が整っています。

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