Tue

28

Dec

2010

野球部・レポート

鎌倉学園出身の大久保裕貴君、彦根東出身の河野亮平君 の二人が10年ぶりに日本人選手として一軍入りを果たしました。

 

大久保くん(左)、河野くん(右)
大久保くん(左)、河野くん(右)

大久保くんは、高校時代は一番・レフトで活躍をして夏の神奈川県大会では準々決勝まで駒を進めました。俊足とアベレージに打つバッティングでチームにチャンスを作ります。

河野くんは、彦根東高校では21世紀枠で甲子園に9番・セカンドで出場しました。堅実な守備と俊足を生かして、細かいプレーも得意とします。

彼らの力でMerced Collegeの野球部も底上げされることでしょう!

1Collegeの勉強、英語の勉強はどうか?
2
、野球の練習で何がきついか?
3
、日本で野球をしてきたアドバンテージは何か?
4
、留学のメリット、デメリットは何か?
5
、留学をして普段から意識していることは?
6
、アメリカの生活について

大久保裕貴くん(鎌倉学園出身)

1.Collegeの勉強、英語の勉強はどうか?

今のところ学校の授業は今までしてきたことがただ英語になっただけなので、ある程度はついていけています。しかし、名門4年生大学への編入には一定以上の成績・単位が必要になっているので、野球をしている僕にとっては4期で単位を取り、なおかつ良い成績を収めるのは容易ではないと今学期を終えて思いました。


2.野球の練習で何がきついか?

日本の高校野球の長くキツイ練習をしてきたので、基本的にはキツイと感じる練習はありません。ですが、練習内容がアメリカに来る前に想像していた事と大分違い基礎的な事ばかりで、バッティングの時間が極端に少ないです。その点がある意味ディスアドバンテージです。また、練習時間が2時~5時なので「物足りない感」が否めないです。


3.日本で野球をしてきたアドバンテージは何か?

僕が思うのは、野球に対する意識が大きい事と細かいプレーが出来る事だと思います。日本の高校野球では幾度も組織プレーの練習を反復します。例えば、そのために外野と内野の中継プレーではカットがどこか感覚的に分かっています。しかし、アメリカではそのような連携プレーの練習が少ないです。そのために、中継に投げる時には一回確認してから投げなければなりません。僕自身、来たての頃は日本の感覚でスローイングしたら、そこに中継がいなく連携が上手く行かなかった事がありました。また、こちらでは日本のようにガミガミ言うコーチ・監督や先輩がいません。そのために野球に対する姿勢はアメリカ人とは大分異なっていると感じます。良い点は、こちらは縛られない事がすばらしい環境ですが、その反面少しやっかいな環境です。どちらが正しいかはわかりませんが、僕はこの野球に対する意識という点では日本でしてきたことがアドバンテージになっていると思います。

4.留学のメリット、デメリットは何か?

留学のメリットは、野球をやるチャンスが多いという事です。例えば、実力的に日本ではここから先は難しいという人でも、こちらでは十分プレー出来るはずです。日本の大学の場合、本来なら上級生がいるので一年生から試合に出られないことが多いはずです。しかし、こちらのカレッジでは2年制のためにほとんど同じ年齢の人しかいません。つまり、一年目から試合にでることが容易です。さらに、一番のメリットはプロのスカウトに見てもらう機会が多いということです。こちらの方が言うまでもなく日本より球団が多いです。その上、ドラフトで指名される人数が日本と比べものになりません。現時点でも、僕たちの試合に何度もスカウトが来ています。もし、留学していなかったら、スカウトに見てもらうチャンスはなかなか無かったかもしれません。

5.留学をして普段から意識していることは?
地元を離れて、アメリカにいるために日本の友達たちと遊ぶ事が難しくなりました。そのかけがえのない時間を失ってまでアメリカに来たのだから、「必ずプロになって活躍する」という気持ちを忘れないようにしています。もちろん夢の実現のためにアメリカに来ました。その反面、「余裕」をもつことも意識しています。物事は、焦ってはなかなかうまく為せません。じっくり、たまに駆け足でアメリカンドリームをつかむために成長していくつもりです。

6.アメリカの生活について

日本にいた頃に比べて自由に使える時間が増えました。そこで僕は、好きな読書に時間をあてることにしました。最近、話題でした竜馬関連の小説や、自己啓発の本や野球関係の本を読んでいます。読書の際には、本に書かれていることを取捨選択しながら自分への参考にしています。ある意味自己満足ですが、本を読むことによって人として少し成長できたと思います。この読書が野球・英語の生活に加わることで充実したアメリカ生活が送れています。

河野 亮平君(彦根東出身)

1.Collegeの勉強、英語の勉強はどうか?
Collegeでの授業などでは英語が出来なくて辛いと感じることはなかったです。宿題も多いと言われていますが、そこまで苦にならず野球と勉強ともに両立出来たと思います。
英語は自分の言いたいことは言えるようになってきましたが、会話がまだまだです。アメリカ人の友達は皆分かりやすく話しかけてくれるのですが、アメリカ人同士の会話は分からないことだらけです。いつかそこにもスッっと入っていけるようになりたいです。

2.
野球の練習で何がきついか?
野球の練習でキツイと感じることはありません。練習も日本に比べてかなり短いですし、数もやるわけではありません。ですので、その分考えながら練習する癖がつきました。余裕がある分、考えることが出来て、日本にいた時よりも短い練習で、より多くのものを吸収出来ているように感じます。ただ、僕は内野手なのですが、最初はゲーム内でのコミュニケーションが上手く取れませんでした。もちろんコミュニケーションが取れなければ、内野手はプレーできません。しかし、そこは自己責任ですし必死にやりました。野球の中で大変だったのはこの部分だと思います。

3.
日本で野球をしてきたアドバンテージは何か?
僕の場合は、守備と走塁です。やはり日本で何度も繰り返しやってきたことは、アメリカでも評価してもらえます。あとは日本にくらべて練習時間が短いので、全体練習以外の自主練習などに対する意欲、集中力などは高まります。

4.
留学のメリット、デメリットは何か? 
留学のメリットは、未知の世界に出会えることだと思います。アメリカに入ればそこは未知の世界で、異国の人々や英語であふれています。こんなに素晴らしい世界に10代で出会えたことはすごく価値のあることだと感じています。全てが自分を大きく成長させてくれます。
デメリットは特にないとは思いますが、しいて言うなら食事。日本食が食べられないのはやはり辛いです。

5.
留学をして普段から意識していることは?
いつも思うのは日本にいる仲間のことです。みんな日本で頑張っているので自分も負けたくありませんし、日本に帰った時に胸を張って会えるようにといつも意識しています。
もう一つは真面目であり続けて、それを人前では見せないこと。人の成長は、誰も見ていない、誰も知らないところでどれだけやれるかだと思います。誰かが見ている中で頑張るのは簡単ですが、誰も知らない、評価もされないところで努力を積むというのは簡単ではありません。しかし、それが一番価値あることだと思うので、それも常に意識しています。あとは思いっきり楽しむこと。

6.
アメリカの生活について
純粋に楽しいです。食事などは大変ですが、それ以外は問題もなく楽しめています。これからもっと忙しくなりますが、楽しみながらやって行きたいと思います。

来年の2月から公式戦が始まります。二人の活躍に期待しましょう!!そして、応援を宜しくお願いします!