Wed

15

Jan

2014

アメリカでアスレチックトレーナーを目指し、多く経験をすること

アスレチックトレーナー留学

 アメリカ留学でアスレチックトレーナーを目指している有馬大智くんを紹介します。有馬くんは、2012年にマーセッド・カレッジからネバダ州立大学ラスベガス校に編入しました。マーセッド・カレッジでは、勉強とアスレチックトレーナー活動を両立し、真面目で勉強熱心な性格から仙人講師だけでなく彼がサポートする学生選手たちからもとても信頼されていました。2012年、アメリカ学生野球のサマーリーグ球団サムライサンディエゴにボランティアで参加し、所属選手のサポートも経験。4年制大学のネバダ州立大学に編入して2年目の今年の春学期で大学卒業予定です。

アスレチックトレーナー留学

マーセッド・カレッジからネバダ州立大学への編入について

 ネバダ州立大学編入直後に、アスレチックトレーニングプログラムに所属するために、計25時間の大学スポーツチーム同行、書類審査、筆記試験、担当員との面接審査がありました。競争率の高いプログラムなのですが、最終審査の面接まで無事に進みプログラムに所属することができました。大学3年次の講義はレベルが上がり、普段の学習とアスレチックトレーナー活動の両立を今まで以上に強く意識するようになりました。学ぶことが多く、多くの壁に当たりながらも楽しんで生活をしています。

 

ネバダ州立大学での主な活動は?

 最初の学期はシーズンオフのアメリカンフットボールの選手全員のサポートを担当しました。2学期目からは自分が担当したい競技をプログラム担当講師に申請して、その希望をもとにプログラムディレクターたちが私達トレーナープログラムの学生たちの担当競技に振り分けます。ネバダ州立大学のスポーツチームはおよそ1,300校の大学スポーツ部が所属するNCAA(全米大学体育協会)の1部リーグに所属していて、大学自体の施設も規模が大きく、全米から学生選手たちが集まってくるだけあって、各学生選手たちの身体能力や協議に対する意識も非常に高いと感じています。アメリカンフットボールのシーズン期間中、遠征先での試合に出向く時には学生選手たちとともに、我々トレーナーや他のスタッフも一緒になって大学チームが所有するプライベートジェット機で現地に向かうという経験もしました。アメリカ学生スポーツの規模の大きさを肌で感じた瞬間でした。サポートする選手たちと試合で始めてサイドラインにたった時の感動は一生忘れるれないものです

 

 大学では、午後にトレーナー実習がある為、午前中に受講する授業が終わるようにスケジュールを組み立てています。毎朝、午前中の授業参加前に学生選手がリハビリテーションにあてる時間があり、我々学生トレーナーたちも積極的に参加しています。午後に行われるトレーナー実習では、チーム練習参加前の選手にテーピングやストレッチをしたりします。チーム練習中も同行して、練習終了後にも選手のケアを行うので、チームと常に一緒にいる感じです。チーム練習が終わって、授業で課される宿題をしてから帰宅するので1日15時間ほど学校にいます。アメリカンフットボール部だけでなく、担当するチームのシーズン期間中は週末にも試合があるので、トレーナープログラムに所属している学生たちはゆっくり家に帰る暇もないほどです。

 

 また大学チームの学生選手達だけでなく、大学近郊の高校の学生選手たちをサポートすることもあります。高校の選手たちをケアした経験も貴重なものでした。広告の学生選手たちは大学生選手と比べるとまだスキルが未熟だったり、トレーニング経験や怪我から復帰する経験自体も少ないので、アスレチックトレーナー達が正しい報告へ選手たちを導いてあげることが必要になります。アスレチックトレーニングについて基礎から教えてあげたりと、指導者の立場にたって、学生選手にアプローチする必要性を考える時間が多かったです。

 

 2014年春学期で大学卒業を予定していて、卒業後にアスレチックトレーナー資格を取るつもりでいます。今後、プロのアスレチックトレーナーとしてスポーツの現場で働く時に、大学で得ている経験が大きな力になってくれるだろうと信じています。

学生トレーナーとしてのやりがいは?

 アメリカで2年制と4年制大学の選手たちをサポートし、5年が経ちました。学生アスレチックトレーナーとして嬉しいことは、チームが勝利することです。そして、一番は面倒を見た選手たちが復帰して活躍することに尽きます。私はアスレチックトレーニングルームに来る選手に対し、他の選手と比べると、情が入ってしまいます。復帰した選手や怪我の予防のために直接に掛けた選手たちの活躍は、より一層嬉しいものがあります。私も選手たちと同様に喜び、悔しがる時があります。選手たちは、私達スタッフをチームの一員として扱うので、本当の意味でチーム一丸となることが出来ていると感じます。昨年は、ソフトボールチームをサポートした際には、シーズン中に選手達からの寄せ書きと記念ボールを貰いました。選手達に感謝され、恩返しをしなければと思うようになりました。その為に、更に勉強し、知識を付けることだと思い、日々頑張っています。

 

メジャーリーグ・パイレーツ傘下チームのインターンシップについて。

  MLBピッツバーグパイレーツのアカデミーがドミニカ共和国にあり、運よく紹介してもらうことが出来て、チームに2か月間帯同しました。メジャーリーグを目指す選手達に帯同できたことは、学生アスレチックトレーナーとして良い経験となりました。ドミニカでは今まで以上に文化や言葉の違いに驚かされることが多かったです。この異文化に触れたことも、自分を人として成長させてくれたと思います。これまで将来はアメリカの野球チームで働きたいと思っていました。しかし、今回のドミニカでの体験を機に日本、アメリカ以外の国でも「アスレチックトレーナーとしての自分の知識と経験を活かしてアスリートをサポートすることが出来るのではないか」と考えるようになりました。

アスレチックトレーナー留学

ロンドン五輪にて

 2012年夏にロンドンに行き、ロンドンオリンピック会場の施設見学や、競技を見る機会にも恵まれました。これからスポーツ業界で働く私としては”スポーツ”に巨大な可能性が秘められていることを肌で感じることが出来ました。これまではテレビで観戦していたオリンピックを実際に見て、体感することが出来たことは本当に貴重でした。ロンドンオリンピック期間中にイギリスの現地で人々が自分たちでオリンピックを盛り上げるという強い意気込みがあるように感じました。そのパワーが多く人々にも波及して、何倍もの熱気を生み出していたと思います。まさに、世界スポーツの祭典といった感じでした。「4年後の次のオリンピックでは、私もアスレチックトレーナーとして参加選手たちをサポートしたい」と強く感じました。

 

 

留学を考えている人へアドバイスはありますか。

 

 アメリカの高校、大学、プロといった様々な選手たちをサポート出来ることは、今後の人生の糧となると思います。実際にアメリカで働かれているアスレチックトレーナーの方からは、仕事に対する姿勢も学ぶことができますし、ともに目標に向かって努力する学生アスレチックトレーナーたちと切磋琢磨しながら勉強することが出来ます。大学で一緒だった学生アスレチックトレーナーたちとは、今後もそれぞれ違う進路先での情報を交換するつもりでいます。

 この留学生活で自分が最も強く大切に意識しているのが人との"縁"です。私がいまアメリカで充実した生活を送れているのは、私の周りの方々のサポートのおかげです。国や言葉などいろいろなバックグラウンドを持った人たちとの縁に恵まれることで、自分自身が成長していくことを感じています。チャンスにチャレンジして、そこから大きな収穫を掴むために、まず一歩踏み出してみることが大切だと思います。