Tue

20

Jan

2015

学生インタビュー  「私がマーセッドを選んだ理由」

 マーセッド大学では、日本語では「畜産学(または動物科学)」に分類される”Animal Science”の科目を開講しています。マーセッドは農業が盛んなことでも知られており、大学内には畜産場や牧場などの施設が充実しています。数あるマーセッド大学の開講科目の中でも、Agriculture (農学), Animal Science (畜産学/動物科学)は人気科目の一つとなっています。

 昨年(2014年)の夏にマーセッド大学へ入学した植木紗英さんは、Animal Scienceを専攻するためにアメリカ留学を決意しました。現在は、大学の授業を受講しながら、マーセッド市内にある動物園でボランティアを行っており※、勉学に励むとともに、直に動物と触れ合える環境で経験を積んでいます。

 今回は、Animal Scienceを専攻する植木さんに、留学の経緯と、留学生活について伺いました。

 


※大学外の民間施設でのボランティアは、プログラムに含まれておりません。ボランティアの申請・参加は、学生の自己責任となります。

マーセッド市内の動物園で飼育係のボランティアを行う植木さん
マーセッド市内の動物園で飼育係のボランティアを行う植木さん

―ボランティアをしながら学業に励んでいるということですが、普段の学生生活について教えてください。

 マーセッドカレッジの学生生活はとても刺激的で楽しいです。普段は授業に出席して、授業以外の時間はチューターにエッセイなどの宿題を見てもらうといった、勉強がメインの生活をしています。クラスにもよりますが、毎回宿題が出るので、放課後はそれを終わらせることに励んでいます。また、勉強以外の時間は、大学のカフェテリアで友達とお喋りをしたりして楽しんでいます。

 休日には、マーセッド市内にある動物園で、飼育係のボランティアをしています。主な仕事は、動物が入っている檻の中の掃除や、動物達のエサを作る仕事をしています。動物と近くで触れ合えることと、同じボランティアや動物園のスタッフの方々とのコミュニーケションが楽しくて、ボランティアを続けています。


―留学を決意した理由を教えてください。

 進学先に悩んでいた高校二年生の夏に、アメリカに住む友人 を訪ねた際、現地のアメリカ人大学生の勉強熱心な姿勢を見て、私もこの学生のように、やりたいことを一生懸命に勉強したい、と憧れを持ったことが、アメリ カの大学を目指すきっかけになりました。そして、小さい頃から動物に興味があったので、動物関係の学科に進みたいと思っており、日本よりもアメリカの方が Animal Scienceという学科が専門的に学べることから、Animal Scienceというメジャーでの留学を決意しました。

  動物関係の学部で日本の大学を調べた時に、私の勉強したい分野が、日本では「獣医学部」に入らなければ学べないことが分かりました。日本で「Animal Scienceを勉強しています」と言っても、学部自体が知られていないことが多いのですが、アメリカでは「Animal Scienceをやってるのね、いいね」という答えが返ってきます。日本では「畜産学部」も数える程しかなく、Animal Scienceが学部として確立されているのがアメリカでした。それが、アメリカ留学を決意した理由の一つです。

 また、アメリカでは、 授業を履修するうちに、追って専攻を選べるので、学部を固定せずに入学することが可能でした。日本では、入学時に学部を決めてしまい、専攻を変更したくなっても、試験を受けて次の年から変更になる等、柔軟なやり方が出来ませんでした。進路選択における柔軟性も、アメリカ留学を選んだ理由の一つです。



―なぜ、マーセッドを留学先として選んだのですか。

 理由の一つは、大学の学部にAnimal Scienceがあったからです。コミュニティカレッジは、4年制大学に入る前に、自分の足りない部分、英語力や基礎的な教養を身につける場であると思っているのですが、同時に自分が本当にやりたいことは何かを決める場でもあると思っています。授業を受けてみなければ分からない部分もあるので、コミュニティカレッジにいるうちから専攻科目を履修できることは、魅力的だと思っています。

 また、クラスが少人数で、先生に質問がし易く、コミュニケーションを取り易いのも、コミュニティカレッジの魅力の一つです。4年制大学で専門的なことを勉強したいと思っていますが、自分の英語力はまだまだなので、クラスが大人数だと質問をするのも難しいと思います。コミュニティカレッジから始めて、4年制大学へ進学することが、自分に合った方法だと思い至りました。

 留学先をマーセッドに決めたもう一つの理由は、自転車で大学まで通えることです。アメリカは土地が日本よりも広いので、都市部などの学校ではバスか車がないと通えない不便さがある一方、マーセッドでは自転車一つで町中を回れるということが魅力的でした。マーセッドは都会のように遊ぶところはありませんが、小さい街だからこそ、色んな場所を自転車で回ることができます。ロサンゼルスへ留学した友人に話を聞きましたが、バスが1時間に一本しか来ない、ルーズで時間通り来ない時もある、せっかく自転車を買っても、治安の問題で通れない区域があり大幅な遠回りを強いられるなど、交通面での利便性が懸念事項の一つでした。車はかなり費用がかかりますし、自分のペースで色々な場所へ行けること、自転車通学が出来ることが、マーセッドを選んだ大きな理由の一つです。


―マーセッドでの生活の感想を教えてください。


・学業

 日によって違いますが、基本的に課題が多いこと、エッセイのライティングや授業中 のディスカッションなど日本では経験のないことが多く、大変で忙しいです。エッセイの宿題が出た時には、一度下書きしたものを、チュートリアルセンターへ 持っていくようにしています。チュートリアルセンターでは、チューターの学生から、マンツーマンで指導を受けることが出来るので、書き出しや文章構成な ど、分からないことは片っ端から聞くようにしています。分からないことは聞くしかないので、チューター以外にも友人など、色んな人に聞くようにしていま す。


 まだまだ大変なことばかりですが、少しづつ分かることが増えていくので、とてもやりがいを感じています。

植木さんが通うボランティア先の動物園
植木さんが通うボランティア先の動物園

・ボランティア

 始めたばかりの頃は英語もうまく伝わらず、動物園に行くたびに言葉の壁にぶつかり、苦労していました。それでもボランティアに行き続け、だんだんと仕事に慣れていくにつれて、一緒に仕事をする人たちと仲良くなり、動物たちのことや仕事のやり方なども、たくさん教えてもらいました。また動物好きの友人ができ、今ではボランティアがとても楽しく、動物と一番近くで触れ合える飼育係のボランティアをやらせてもらえることを、ありがたく思っています。

 今度は、自分が教えて動物の知識を、動物園のお客さんに説明できるようになるのが目標です。そのために、一度聞いたことを自分なりの言葉で説明し直す練習をしています。


・ホームステイ

 私のホストファミリーはとても優しく、面倒見がよくて、料理上手です。ホストファミリーがいつも優しく接してくれて、毎日いろいろな話ができます。とても安心し、落ち着ける場所なので、私はホストファミリーが大好きです。特に、アメリカの文化についてわからないことをホストに聞くと、わかりやすく教えてくれるので、日々いろいろなことが勉強できるのも楽しいです。

 また、自分の英語が間違っていても、話を聞いてくれますし、言葉に詰まると、単語も教えてくれます。朝、学校に行くまで話をして、家に帰ってからまた話す、テレビでニュース等を見ながら、「これどういうこと?」とホストに聞くなどして、会話に慣れるようにしています。スピーキングが伸びる一番の理由はホストファミリーだと思っています。


来園者に動物の説明を行う植木さん
来園者に動物の説明を行う植木さん



―今後の目標/予定について教えてください。

 一所懸命に、そしてわからないことは聞いて学ぶ!を モットーに頑張っていきたいと思っています。次のセメスターからAnimal Scienceの授業を取り始めるので、そこからたくさんのことを吸収し、またそれを動物園のボランティアにも生かせるようにしたいと思います。ボラン ティアでは、それぞれの動物を来園者にわかりやすく紹介できるようにすることが目標です。中期的な目標は、マーセッドカレッジでしっかりと単位を取って、 4年制大学へ編入することです。



 今回、インタビューを行った植木さんも参加する、「学生コラム」コーナーが近日開始予定です。

 マーセッド大学の学生たちによる生の声を、随時お届けします!


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