「関西外大 ダブルディグリープログラム」 インタビューPart①~古川莉捺さん、夢のアメリカ留学~

 以前、関西外国語大学短期大学部・ダブルディグリープログラムについて紹介させて頂いたが、今回は当プログラムを利用し留学を実現させた学生2名(古川莉捺さん、岩口美咲さん)について紹介する。Part①では古川莉捺さんへインタビュー、Part②では岩口美咲さんへのインタビューについて掲載する。

 

 

二人のインタビューに入る前に、ダブルディグリープログラムとは何かを簡潔に説明する。

 

ダブルディグリーとは、関西外国語大学短期大学部とマーセッド大学の間で結ばれた、ダブルディグリープログラム(学位留学プログラム)。本プログラムは、日本で一年~一年半年の大学生活を終えた後、アメリカでもう一年間指定のカリキュラムを履修し、日米大学双方の単位を互換することで、関西外国語大学短期大学部とマーセッド大学、2つの準学士号を同時に取得することができる。

 

さらに大きなポイントとして、関西外国語大学短期大学部からマーセッド大学の授業料とホームステイ費の全額奨学金を得て行うことが可能である。二年間(セメスターの開始時期が異なる為、実質二年半)で両大学の学位を同時に取得できるだけではなく、プログラムをアメリカで終えることになる為、プログラム終了後にアメリカまたは日本の4年制大学への編入や、OPT(Optional Practical Training)を利用したアメリカでの一年間の就業経験の機会が得られる点が特徴となっている。

 

高校時代からの夢・アメリカ留学を実現した古川莉捺さん。留学の経緯や、この経験を経て学んだ事、今後の目標など、アメリカ・マーセッドカレッジで輝く彼女に迫った。

 

 Q. 留学しようと思ったきっかけは何ですか?

 

「小学6年生の時、短期間英語塾に通い始め、それをきっかけに英語の楽しさを知りました。中学生の時には、海外ドラマ「glee」というNHK番組で、日本語ではなく英語で歌われる情熱的な歌に心を動かされ、それから洋楽や海外の文化に興味を持ち始めました。そして、高校生の時に、『留学をしたい!』という強い思いがあったのですが、中学生時代の欠席数が多いという理由で、第一志望の英語留学科のある高校を諦めざるを得なくなりました。しかし、留学の夢を諦めることは出来ず、大学時代に、『絶対に留学する!』と決意しました。その思いを胸に関西外大短期大学部への進学を一本に考え、今回のダブルディグリープログラムを通じて、留学の夢を叶えました。」

 

 Q. 日本とアメリカの大学の違いはありますか?

 

「はい。日本では全生徒が一斉に履修を開始し、抽選で各々の授業が決定されますが、アメリカでは履修順位があることに驚きました。そのため、アメリカでは、早い者勝ちというような形で、自分で自由に授業を組み直すことが可能で、とても自由度が高く、より計画性をもって勉学に励むことが出来ると思います。また、コミュニティカレッジと小さい大学という理由もありますが、教授と学生の距離が近く、授業・勉強に対して苦痛をあまり感じないようになりました。その結果、日本の大学に居た頃よりも成績が伸び、勉強の楽しさを改めて感じることが出来ました。」

 

 Q. アメリカ留学(ダブルディグリープログラム)を経験し得たもの、学んだものはありますか?

 

「ホームステイを通して多くの事を学びました。私は一度ホームステイ先の変更行い、現在は新しいホストファミリーと暮らしています。その変更をきっかけに、私は感謝の思いを伝えることの大切さを身に染みて感じました。当たり前のように感じてしまいがちだった、“常に食事が用意されている”ということは、簡単なことではなく、労力のかかる大変なことであることを認識し、一つ一つの食事に対して、より有難みを感じるようになりました。

 

また、自分の考えをしっかり伝えないと相手に伝わらないという事を学びました。日本文化では、気を遣う、察するといったことが人並みで、何も言わなくても理解してくれるだろう、と思いがちでした。しかし、多人種の方たちと触れ合う中で、自分の考えを持ち発言することの重要性に気が付き、少しでも疑問を持ったら聞く、行動する、ということが日常的なものになりました。」

 

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関連ページ:マーセッドカレッジ留学生を対象にホームステイプログラムを提供中

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 Q.自分自身変わったことはありますか?

 

「以前は、自分の意見を堅く持つ、頑固な性格だったのかもしれないですが、アメリカ、メキシコ、中国といった異文化の方々と交流することで、一人一人の考え方、文化の良さを発見し尊重しあえる柔軟性が身についた気がします。また、時間の管理をしっかりできるようになりました。日本での大学生活と比べ、課題の量が大幅に増え、自分に迫られる物・事が増えました。そのため、何を、いつ、いつまでに、など細かいところまで明白に把握し、時間を有効的に管理、活用できるようになりました。」

Q. 日常生活で意識していることはありますか?

 

「10か月間の正規留学という限られた時間の中で、どれだけ記録として残せるものがあるのかを意識しています。そのため可能な限り、毎日日記を書いたり、自分の体験談をブログとして収めたり、自分自身がどのくらい成長できたのか、など確認するために行っています。また、英語で物事を考え、独り言を言うことで、常に英語で考えることを意識しています。マーセッドカレッジには、予想以上に日本人と簡単に関わる環境があり、日本語を話さない日はないといっても過言ではないです。しかしこの環境の中で、周りの環境に流されることなく、どれだけ英語を上達させられるか、という自分のモットーだけは意志高く持ち、独り言を英語にすることで、考えるときに英語で考える頭に変わり、実際に現地の方たちと会話する時に英語がスラスラでてくるようになったと実感しています。」

 

Q. 今後の目標は何ですか?

 

「関西外国語大学4年制への編入を考えています。関西外国語大学への編入を決めた理由は、最近関西外大ではネイティブの教授から英語以外の科目を教わることが可能なプログラムが追加され、それなら、日本にいても英語を使って学べる環境があると感じ、関西外国語大学4年制への編入を目指すことにしました。また、残された留学期間での目標は、現在履修している授業でオールAを獲得することです。将来は、何かしら英語を使う職業に就きたいと思っています。この留学でやり残すことがないよう、後悔のない留学生活にしたいです。」

 

彼女も現在に至るまで約8か月が経ち、残された留学期間は約2か月。8か月間の留学で、勉強の楽しさ、感謝の気持ち、自己表現、意思尊重、計画的かつ有効的な時間の使い方、など多くの事を学んだ古川さん。自己流の英語上達方法を見出し、日頃からコツコツと努力する彼女は、周りに圧倒される事なく、自分自身と向き合ってきた。残り2か月となったが、彼女のやむなき挑戦は続く、今プログラムで得た経験を踏まえて、日本への4年制大学編入に向けて、今後の彼女の更なる成長・活躍を心から祈る。

 

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関連ページ:マーセッドカレッジ卒業から海外大学編入の仕組みを紹介

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