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【学生コラム】夏学期とは

皆さん、お久しぶりです。リキヤです。

現在、秋学期が始まり約3週間が経過しました。

少し時期がずれてしまいましたが、今回は秋学期の前の学期、夏学期の紹介をしたいと思います。

マーセッドカレッジはセメスター制を採用しています。セメスター制というのは、1年を春学期 (1月〜5月) と秋学期(8月〜12月) に分けて授業を履修するシステムです

そして夏学期とは、この春と秋学期の間である6月〜7月の約2ヶ月で行われる学期となります。

この夏学期では、春と秋と大きく異なる点が3つあります。

 

1、夏学期を履修するかは自由

2、授業の進む展開が速い!!

3、勉強し続けなければいけない!!

 

まず、1つ目の履修の選択性です。

留学生の場合、基本的に春学期、秋学期を履修せずにアメリカに滞在しようとすると、F-1ビザの条件を満たしていないとみなされて強制帰国となります。そのため、卒業するまでは春学期と秋学期の履修が必須となります。

それと異なり、夏学期はオプションのようなものです。夏学期を履修して取得単位数を稼ぐ学生もいれば、夏学期を取らずに秋学期の開始まで夏休みを満喫する学生もいます。ちなみに私はこの夏、夏学期を3クラス=8単位分のクラスを履修しました。

 

次に、2つ目の授業の展開速度です。

文字通り、春学期や秋学期と比べて授業の進むスピードがとにかく速いです。例を挙げますと、歴史の授業では1週間で約3章分の内容を進めます。

なぜこれほどまでに授業展開が速のかというと、約6週間の夏学期内で春、秋学期と同じ内容を履修するためです。

つまり、春、秋学期が約5ヶ月かけて履修する内容を、夏学期では1ヶ月半で履修するということになります。単純計算で約5倍速の授業内容です。

私が履修していた歴史の授業は、毎週月〜木曜日の8:00〜10:00amの授業でした。内容も、パワーポイントには一切文章を載せずに口頭で説明する教授だったので、携帯の録音機能で音声を録りつつ、毎授業気を張って教授の言ったことのノートを取り、聞き取れなかったところは授業終わりに教授に聞きに行ったり、あとで音声を確認していました。大変ではありましたが、本当に自分のためになったと感じています。

 

3つ目は常に勉強をしなければならない点です。

授業の展開が速いため、出される課題の頻度が多かったり、毎週のようにテストがありました。私が履修していた栄養学のオンラインクラスでは、約40ページある1章分の内容を読んだ後、2日ごとにオンライン上でクイズを受けていました。つまり、約3章分= 約100ページ以上を1週間で読まなければなりません。それに加えて歴史の授業や運動学のオンラインクラスの課題もありました。その中で期限内に課題を終わらせるために必要だったことは、常に勉強や課題に取り組むことです。授業終わりはすぐに図書館や、図書館が開いていないときはカフェテリアへ行き、締め切りが迫っている課題から取り掛かりました。週末もテストのため徹夜で勉強をしたり、課題に費やす時間としていました。

履修する授業数にもよりますが、夏学期は少しでも気を抜いて時間を無駄にしてしまうと、課題の締め切りに間に合わないことが起こってしまうので、コンスタントな勉強、課題への取り組みが必要となってきます。

 

最後に、私がこの夏学期に履修した授業を簡単にご紹介したいと思います。

 

1, HIST-17A: US History/US Constitution (歴史学)

 CSUの編入に必要

 

アメリカという国がどのような過程を経て建国されたか、を学ぶアメリカの歴史の基本となる内容を学びます。範囲でいうと、紀元前の人々によるアメリカ大陸への移住から始まり、西海岸付近で起こったゴールドラッシュの時代までを履修します。私自身、中学・高校と歴史が苦手でしたが、英語で歴史の授業を受けるのはとても新鮮でした。また前述のように、パワーポイントを使わず口頭で説明するスタイルの教授でしたので、必死に聞いてノートを取らなければならないという意識や、教授に何度も質問することによって内容も理解でき、テストのエッセイなどもしっかり書くことができました。

 

2, NUTR-10: Nutrition (栄養学)

  一般教養科目

 

栄養と人間の関係について学ぶ授業です。食物に含まれている栄養一つ一つに焦点を当てて、その栄養素がどのように人間に機能するのか、どの食物に多く含まれているのか、過剰摂取や摂取不足が原因で発生する問題などにも触れています。また、教科書の後半の章では、栄養と妊婦の関係や世界の食料問題も取り上げており、非常に興味深い内容でした。私が取っていた栄養学の授業はハイブリッド(基本はオンラインでテストのときは教室で受ける授業の種類) だったため、教授に質問する機会はあまりありませんでした。なので、膨大な量の教科書を読みつつ、わからない単語は即座に調べて意味を書き込んで、大事だと思う箇所はマーカーをつけて週に3回ほどあるオンラインのクイズに臨んでいました。大変ではありましたが、歴史の授業と同じく自分のためになる授業でした。

 

3, KINE-35: Flexibility/Cardiovascular Fit (運動学)

 *A.A. or A.S. の学位取得には2単位分の運動学の履修が必要。

 

この授業は完全オンラインのクラスで、毎週出される課題をオンライン上で提出する授業です。内容は、エクササイズの動画を共有したり、動画を見てチャット上でディスカッションをしたり、実際に行なったエクササイズの感想などを提出する授業です。また、毎週必ずその週に行なった運動の記録を提出しなければなりません。私は大学付近にあるジムに通っていたので、そこで行なっていたトレーニングを表に記録して提出していました。この授業は2単位なので、学位を取得したい学生の多くはこの授業を履修します。全く難しくなく、楽しんで取り組むことができるので、期間が短い夏学期に履修するのがオススメです。

 

今学期は8クラス授業を履修しているので、本当に忙しいですが、学ぶ姿勢を常に持って授業に参加し、多くの学生と交流を深めていきたいと思います。

また、専攻である農業関連の授業も多く履修しているので、そちらも今後のコラムで共有できればと思っています。

 

羽田野力椰

 

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