【編入生インタビュー】庄司鈴菜さん、全額奨学金を得てOur Ladies of the Lake Universityへ

2017 年夏 語学学校へ入学(MCELI)

 

2017 年夏 マーセッドカレッジへ入学

 

2019 年秋  Our Ladies of the lake Universityへ編入


今年度もマーセッド大学から多くの留学生が4年制大学への編入学を実現した。これらの留学生が編入を実現したのには、目標に向かって日々努力を重ね、常に向上心を持って生活することを心掛けていたからではないだろうか。

 

今回紹介する庄司鈴菜さんは、女子バスケ部に所属、一年目はスターターとしてカリフォルニア準優勝、二年目の今シーズンは、言語という壁が存在する中キャプテンとしてチームをまとめ、カリフォルニア州ベスト4入りに貢献した。

 

彼女にとって望んだ結果では無かったかもしれないが、シーズンのチーム勝率:29勝4敗という素晴らしい成績を残し、様々なスクールレコードを更新。厳しい練習に耐え、多くの時間をバスケに費やした彼女だが、アメリカで部活動を行う場合、1学期12単位以上の履修かつGPA2.0以上の成績を保つ必要があり、文武両道を必然的に行っていかなければならない。

 

そのような条件の中、勉学・部活動の両立、時間管理を徹底していくことで、勉学・部活動共に結果を残した。勉学・部活動の両立を達成することは簡単なことではないが、彼女の努力は勉学・部活動の両立だけでは留まらなかった。

 

庄司さんはInternational Student Service(ISS:留学課)オフィスのスタッフとして、留学生へのサポートおよびアドバイスも行い、勉学・バスケットボール・留学課オフィスの三立に取り組んだ。

 

そんな彼女は、2年間の成績が評価され、今秋からNational Association Intercollege Athletics(NAIA)のディビジョン1に所属し、昨シーズンはNAIAのベスト4に入っている強豪校である、テキサス州 “Our Ladies of the Lake University” に全額免除の奨学金を獲得し、編入学を果たした。今回はインタビュー形式で、勉学・バスケットボール・スタッフの業務の三立に取り組んだ彼女に迫っていく。

マーセッドでの生活を振り返った感想

「本当に充実した2年間でした。勉強、バスケ部の練習、留学生オフィスでの業務と、毎日忙しい日々で、楽しいことばかりではありませんでした。しかし、楽しい思い出も大変だったという思い出も、全てがかけがえのない経験となり、私自身の視野を大きく広げることが出来ました。マーセッド大学には部活動、ボランティア活動、クラブなど留学生にとって様々なことに挑戦できる場所やネイティブの学生と触れ合う機会が 溢れています。マーセッド大学に来ることができ本当に良かったと思っています。」

 

 

バスケ部を通じて学んだこと

 「この2年間、充実した留学生活を過ごすことが出来たのもバスケ部に所属していたお陰です。尊敬するコーチ陣、信頼できるチームメイトに出逢い、多くの貴重な経験をさせてもらいました。バスケ部に所属したことで、語学力の向上はもちろんのこと、コーチからはバスケットボールの技術面だけでなく、学生として勉学に励むこと、人として相手を敬い、周囲への感謝の気持ちを忘れないことを教わりました。数えきれない人たちの支えがあって私が今バスケットボールを出来ていること、この環境が決して当たり前ではないこと、私のマーセッド大学での留学生活がかけがえのない経験になったのも、バスケ部という居場所があったからこそだと思います。コーチ、チームメイト、サポートしてくださった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。 」

編入先をOur Ladies of the Lake Universityに決めた経緯

「編入先への選び方としては、まず奨学金の金額よりも大学のバスケのレベルを重視しました。アメリカのディビジョン1という高いレベルに挑戦してみたいという思いが強く、幾つかある候補先からディビジョン1に位置する4年制大学を絞りました。次に私が重視していた事は、コーチやチームの雰囲気です。私は⻑期休みを利用し、この大学を見学する為に、テキサス州を訪れました。実際に自分の目で街の様子、学校を見学し、見学先のコーチとも沢山お話をさせていただき、全て納得がいった上で、この大学に行く事を決めました。この時、百聞は一見にしかずという言葉のように、実際に足を運んで目で見て確かめることは何事においてもとても大切だと感じました。」

 

 

4年制大学編入学において大切なこと

「4年制大学への編入にあたり、私はバスケットボールだけではなく勉学との両立に励みました。確かにアメリカの奨学金制度は充実しており、多くの学生アスリートに奨学金獲得のチャンスかあります。しかし、どれほど才能がある学生アスリートでも定められた成績を維持していなければ、コミュニティカレッジでプレーが出来ないのはもちろんのこと、4年制大学からの奨学金オファーを獲得することは難しいでしょう。部活動と勉学の両立がしっかり出来ている学生がより多くのチャンスを掴むと思います。」

 

 

留学を考えている人へアドバイス

「留学したら楽しいことがたくさん待っているでしょう。しかし、どのような状況においても自分の目標、目的を見失わない事が大切です。留学した人全員が英語を話せるようになるわけではないし、楽しいことを優先し本来の目的を見失う学生も多くいます。日本人が多い環境でも努力をして英語を話せる人もいれば、日本人がいない環境でも自ら行動を起こさずに成⻑しない学生もいます。どのような環境に留学しても、なりたい自分になれるのは本人の努力次第です。留学を決意したのであれば、芯の強さを持ち続けることが何よりも重要になってくると思います。」

いかがだっただろうか。

 

庄司さんは、勉学・バスケットボール・留学課オフィスの三立を達成、全額免除の奨学金をディビジョン1のチームから獲得した。一見すると才能のある学生がアメリカで花が咲いたように見えるかもしれない。しかし、これら全ては庄司さんの絶え間ない努力と諦めることのない向上心、そして彼女を支える多くの人々の存在があってこそ達成できたことである。アメリカという異国の地で様々な困難や苦闘を臥薪嘗胆の思いで乗り越えた庄司さん。

 

今秋より新たな環境・チームで留学生活がスタートするが、マーセッド大学を通じて学んだ事を生かし、“アメリカのディビジョン1のチームでも活躍できるプレーヤーになれる”ということを証明してほしい。

 

今後の彼女の新しいステージでの活躍にぜひ注目していただきたい。


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