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【留学生企業訪問】日系企業Hoktoキノコ株式会社

 この度、2020年度年始早々にマーセッド大学にて留学中の竹岡龍星さんがサンディエゴに海外展開を行っている日系企業Hoktoキノコ株式会社に企業訪問を実施している。異国の地アメリカで日系企業として、日本人がよく食しているキノコをどのようにHoktoキノコ株式会社は海外事業展開を行っていったのか等、今回はその企業訪問の様子や企業訪問に至るまでの経緯を紹介していく。

 

【日系企業Hoktoキノコ】

 

この度、マーセッド大学留学生竹岡君が訪問したホクトキノコとはどのような企業なのか、簡潔に紹介していく。日本の長野県に本社を構え、キノコ製造を中心に、日本産キノコを世界に発信させる事を掲げ、アメリカサンディエゴのサンマルコスに工場を2006年に設立し、様々なキノコを販売している。キノコは食物繊維が豊富で腸内環境を整える作用があり、健康食品の一つと知られている事から世界に向けて日本産キノコを発信。現在もホクトキノコはさらに世界に発信する為に啓蒙活動にも取り組んでおり、きのこ研究・開発・生産・販売を一貫して手掛ける日本唯一の「きのこ総合企業」として、独自の基盤を確立している。また、きのこを使用した加工食品事業への取組や、北米だけでなくアジア市場への販路拡大等、世界的な視野に立ち、挑戦する研究開発型企業をめざしている。新たなキノコ開発にも力を注ぎ、そして何よりも人々の健康を願い、今後栄養価の高いキノコを世界に発信していく日系企業だ。

 

【ホクト訪問について】

 

 今回ホクトキノコ工場訪問を行った竹岡君からどのような経緯で企業訪問に至ったのか、どのような留学を行っているのか、訪問を終えた彼から感想を貰った。

 

 現在マーセッド大学に在籍して一年半が経ち、沢山学ぶことが多く、私自身留学を選択した事に自分自身、大変誇りに思っています。また日本にいた頃の自分とは違う全く別の方向で成長できていると日々実感しております。

 年始早々、ホクトキノコを訪問させていただいた理由としましては、私自身海外で日系企業を展開している企業に興味があり、異国の地で文化も言語も違う中でビジネスをされているホクトキノコさんが仕事する上でどのような事が重要なのか、またキノコを製造するにあたってどのように工夫されているのかをこの機会を通して学びたいと思い、企業訪問をさせていただきました。

 今回この機会を得て、私自身これまで当たり前のようにキノコを食べておりましたが、製造工程の中で様々な工夫がされており、ただ製造するだけではなく、きちんとお客様に向き合って製造されている事に感銘を受け、今後は感謝の気持ちが大切だと気づきました。

 また、アメリカで販売することが難しいのにも関わらず、従業員の立ち向かう精神と気合に私自身のモチベーション向上に繋がり、大変有意義な時間となりました。またホクトキノコさんは常に栄養価の高いキノコを研究しており、他会社では製造できない食品を目指していく心構えにも私は心を打たれました。ビジネスで生きていくには大多数ではなく常に少数派で人の替えが利かない仕事を実行する事が重要だと気付きました。今回学ばさせていただいた、アメリカで働く上で大切な事、またビジネスで生きていくには気合と挑戦心さらにコミュニケーションが重要と知り、今後一つ一つの機会を大切に、挑戦心を怠る事無く一生懸命取り組んでいきます。


 今回は、マーセッド大学留学生の竹岡君が日系企業への訪問を行いたいという想いから、実現したホクトキノコ企業訪問。皆さんが知らないところで日系企業は、異国の地で日本人としての誇りを持って、踏ん張っている。

ホクトキノコで勤務をされている池田さん、諸藤さん(写真右、左)からの言葉は、重みのある言葉が並んでいた。

日系企業で、真面目に働かない現地の従業員や、日本と全く異なる環境下でキノコを育て上げる事、想像以上に過酷な環境下でも折れなかった想いは、「日本産キノコを心底、胸を張って商品として出せる」という強い思いを通じて、全人類の健康に従事したい。という強い信念があるからこそ、アメリカで10年以上も続けることができた。

竹岡君に向けて、簡単に話をしているお二人であったが、若干二十歳の竹岡君の心に響いていたのは言うまでもない。日系企業として、日本人として、どれだけの人が世界を見て挑戦していく事ができるだろうか。

今後の竹岡君の活躍にも期待したい。


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