【2021年最新版】アメリカCOVID-19ワクチン情報

 世界で最もCOVID-19感染者が多いアメリカ。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)によると4月20日時点で3100万人以上がCOVID-19に感染死者数は56万人に達している。マーセッドカレッジがあるカリフォルニア州ではアメリカ全体の感染者1割を占める360万人以上が感染6万人近くの死者が出ている。(引用:COVID-19.CA.GOV)しかしここ数ヶ月で、COVID-19用ワクチンが普及していることにより、昨年以上に感染者数も減少傾向にある。今回はCOVID-19の感染を抑えるために開発が進められているワクチン情報についてまとめた。

カリフォルニア州地域間での感染レベル(引用:COVID-19.CA.GOV

 カリフォルニア州では各都市を感染状況により4段階に色分けして〔感染者が多い都市から、(1)広くまん延:パープル、(2)かなりまん延:レッド、(3)中程度のまん延:オレンジ、(4)低度のまん延:イエロー〕と表されており、58都市中の38都市がオレンジとなり、12月時点と比較しても大幅に感染状況が改善されている。Merced Collegeによるとマーセッドカレッジ内でも2月よりワクチン接種を開始しその他の教育機関でも普及しているため、感染者数は減少している。Merced County Timesでは、4/14にマーセッド市もようやくパープルからレッドに移行したとのことだ。また、18歳以上であれば誰でもワクチン接種が可能になり、4/5からマーセッドカウンティー在住もしくは労働者へJ&Jのワクチン接種も開始されている。(引用:FOX26NEWS

 グラフの通り、新規COVID-19感染者数はピーク時の1/8/2021から4/13/2021の約4ヶ月で約96.8%減少している。ワクチンが普及した今年の1月から急速に感染者が減少している状況だ。

米国ワクチン開発・接種状況

 通常、ワクチン開発から配布までに要する年月は5年から10年のプロセスがかかると言われている。しかしCOVID-19に限っては数ヶ月でワクチン開発が進み既に3つの企業はワクチン支給を開始している。こういった作成期間を短縮できたのは生産体制の強化に投資家やメーカーが数十億ドル以上の多額の金額を投資するといった協力があったからだと言われている。今回は多数のワクチン開発企業の中でもアメリカで普及している以下の3つの企業のワクチン状況を説明する。

・ファイザー(4/20時点の状況)引用:CDC:ファイザー

  アメリカの製薬大手「ファイザー」は、開発中の新型コロナウイルスワクチンの臨床試験で約4万人を対象に行い、新型コロナウイルスの感染が確認されたのは94例。そして、実際にワクチンを接種した人としなかった人を比較し分析した結果、予防の効果は95%前後の効果みられている。またファイザーはアメリカ初のCOVID-19ワクチンとして12月10日にFDA(食品医薬品局)から緊急使用の承認を得た。4/20時点で1億4000万回分のワクチンを提供している。(2021年7月末に3億回分の提供をするために政府と契約:National Geographic)接種回数は2回で21日間の間隔をあけて実施される。接種した際、接種側の腕に軽い筋肉痛を伴い、接種一週間内に軽中度の副作用が現れるケースもある。

 ファイザーは4/9、緊急使用許可(EUA)または12〜15歳の子供に使用するワクチンを拡大するためにFDAに申請した。(引用:CNN


・モデルナ(4/20時点の状況)引用:CDC:モデルナ

  アメリカの製薬企業である「モデルナ」は開発中の新型コロナウイルスワクチンの最終段階でおよそ3万人のアメリカ人を対象に臨床試験を実行したところ95%に近い有効性を示した。米国時刻の12月18日にFDAから正式に緊急使用許可が承認され、ファイザーに続き2番目のワクチンとなった。使用許可が下りた12月から約4ヶ月で1億1400万回分以上のワクチンを提供している。ファイザーと同様に2回接種する必要があり28日間の間隔をあけて2度目の接種を行う。接種した方の腕が筋肉痛のような痛みが伴い、更に2回目の投与後は全身の副作用(発熱、悪寒、倦怠感、頭痛など)がより一般的に表れる。


・Johnson & Johnson(4/20時点の状況)引用:CDC:J&J

  アメリカの製薬・医療関連企業である「Johnson & Johnson」は臨床試験時にアメリカ、南アフリカ、南米、メキシコに住む人々合わせて4万人を対象にワクチン接種を実施したところ、中度から重症の予防に約66%の効果を示し、重傷者の予防には85%の効果を示した。米国時刻2月27日にアメリカで3番目のワクチンとして正式にFDAから緊急使用許可を得た。ファイザーとモデルナと異なる点は単回投与ということで副作用は軽度な頭痛、倦怠感、筋肉痛である。現時点で約1700万回分のワクチンを提供(ワクチン提供は一時的ストップ中)しており、6月までに1億回分のワクチン提供を見込んでいる。

The New York Timesによると、4/6~4/13の間に6名(18~48歳)の接種者がまれな血液凝固障害として発見された。内1名死亡、もう1名は重篤な状態での入院となった。その結果FDAやCDCからJohnson & Johnsonワクチン接種を一時停止しており、更にABC Newsによると、合衆国内のいくつかの大学間ではJ&Jワクチン接種を一時停止している状況だ。


 米国の感染症の最高責任者であるアンソニー・ファウチ氏は、米国の人口の70%から85%に予防接種を行うことで、正常な状態に戻ることができると述べている。75%に達するのは早くても3ヶ月ほど(7月中)かかるといわれている。(引用:Bloomberg

米国ワクチン接種状況(4/20時点)引用:CDC:米国でのワクチン接種

実際にワクチン接種した方より(モデルナ)

 現在アメリカではワクチン接種を無料で受けることができる。Aさんはカリフォルニアに在住する留学生。彼がワクチンを接種する上でどういった手続きを行いワクチン接種にまで至ったか以下に記載する。

 

ステップ1:予約手続き

ワクチンを受ける際に右のリンクから接種までに必要な手続きを行う。(https://myturn.ca.gov/)手続きの際は、ワクチンを提供している近くの都市を選択、アレルギー等あるかどうかの回答、ワクチン接種2回分の日程等の記入をする必要がある。予約手続きが終了すると接種時に必要なQRコードをメールや携帯電話のメッセンジャーにて受け取る。

 

ステップ2:ワクチン接種

当日の接種時に必要なものは、前文に述べたQRコードとパスポート等の自己証明書であるためそれらを持ち時間通りに試験会場に向かう。Aさんは近くのフィットネスジムが会場となっていたため、6フィートの間隔を保ち列に並び接種まで待った。接種後は接種時に反応が出るかどうか確認するため、15分もしくは30分待機する必要がある(人による)。待機後、特に反応がなければ工程が終了する。担当員から2回目も同様に1回目の接種した際に受け取った書類を持って会場に向かうよう促される。

 

接種後

1回目(3/14)、2回目(4/11)のワクチン接種を終えたAさん。両方とも接種した腕に筋肉痛を伴っている。またワクチン接種後の副作用により軽い頭痛と熱っぽさがあると話しているが特に体調への大きな不調はないようだ。

今後のアメリカの動向(4月20日時点)

  現在COVID-19の変種が世界中で出現するにつれて、拡散抑制のためにワクチン接種が急を要している。CDCが収集した連邦データによると、12月14日に米国でワクチンの配布が開始されて以来、2億回以上の投与が行われ、少なくとも1回以上ワクチンを接種した方は米国の総人口の40.1%完全に接種を終えた方は256%に達している。また米国は現在、1日に313万回分のワクチン接種を提供している状況だ。更に5月末までに3億人に完全に予防接種を行うのに十分なショットを提供することを約束している。(Bloomberg7月末には約7億回分のワクチンを提供する予定。


  各州には、郡の保健所、病院システム、薬局、集団予防接種サイト、移動診療所を通じて、ワクチンを住民に届ける方法について独自の計画があり、州ごとに対応が異なる。

 THE WHITE HOUSEによると、現アメリカ大統領バイデン氏は、政権の最初の100日間で1億回分のワクチン接種を行うという目標を宣言し、予定よりも40日早くに達成し4月15日に2億回分のワクチン提供を達成した。(引用:Broomberg

 政府は、4月19日米国の州全体で16歳以上の成人へのワクチン接種資格を許可した。(引用:New York Times


 COVID-19.CA.GOVによると、マーセッドカレッジのあるカリフォルニア州では、大きく分け5つの地域の内4地域で外出禁止令が出されていたが、1月末にはすべて解除されており、11月20日に発令された夜間外出禁止令(午後10時~午前5時)も解除している。同サイトについて学校教育機関では、カリフォルニア大学やカリフォルニア州立大学は2021年の秋学期から対面授業を再開することを予定しており、少しずつオンライン授業からハイブリッド、対面授業への移行が進んでいる。(引用:カリフォルニア大学カリフォルニア州立大学)マーセッドカレッジ併設の語学学校(MCELI)対面授業を2021年秋学期より再開を予定している。もちろんCOVID-19の状況次第では再開の変更予定はあり得る状況だ。


 現在ワクチンの普及率が高まっていることで今後感染者、死者ともに減少していくことだろう。もっともCOVID-19は突然変種としてウイルスの変化も伴うためワクチンの対応が最優先される。大学も少しずつオンラインから対面に移ろうとしており、部活動も制限付きではあるが再開しているスポーツも見受けられる。今後留学を考える方は、まだまだ安心できないこともあるが、現段階でできる準備を行い渡米するその来る日に備えてほしい。




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