YESでは、提携校やトビタテ留学JAPANを通して短期研修を数多く受け入れています。今回は、提携校である佐久長聖中学・高等学校、長野俊英高等学校、姫路女学院高等学校より13名の高校生が短期研修として、マーセッドを訪れました。そして、プログラムの一環として、現地の高校を訪問し、学生たちと交流・カンバーセーションセッションを行いました。
今回は、Merced Collegeからも近いMerced High SchoolとEl Capitan High Schoolを訪れました。
Merced High Schoolでは、放課後の食堂をお借りし、Leoクラブ(ボランティアクラブのようなもの)に所属している約15名の現地高校生とカンバセーションを実施し、同年代の学生たちとコミュニケーションをとりました。初めに、現地学生と1対1でパートナーとなり、自己紹介や好きなことについて15分ほど話した後、パートナーを交換してまた15分ほど話しました。その後、音楽が好きなグループ、映画が好きなグループ、スポーツが好きなグループなど6つのグループに分かれて30分ほど会話を実施しました。カンバーセーションセッションは1時間ほどで終了となり、その後は体育館に移動し全員でMerced High Schoolの男子バレーボールの試合を1時間ほど観戦しました。日本の高校生たちは試合はもちろんのこと、Merced High Schoolの体育館の大きさと綺麗さに圧倒されていた様子でした。
El Capitan High Schoolでは、今回、約20名の高校生が参加をしてくれました。現地の高校生が主体となり、今回のために様々な用意をしてくれていました。初め20分ほどは2,3人のグループに分かれてカンバセーションセッションを実施しました。自己紹介を含め、自分の趣味や特技などについて話をしていました。カンバセーションセッション後は現地学生がキャンパスツアーを実施してくれ、その後はグループに分かれて、出されたお題をクリアするゲームのようなものを実施しました。最後の30分ほどはまた食堂に戻り、それぞれがお菓子交換などをしながら会話を楽しんでいました。今回のEl Capitan High School訪問では学生が主体となって全てのセッションの進行をしており、日本の高校生たちは同年代の学生のリーダーシップ力やコミュニケーション力を目の当たりにし、驚いた様子でした。しかし、それに負けじと日本の学生たちも1回目よりもそれぞれがなんとかコミュニケーションを取ろうと挑戦している様子が見受けられました。
今回参加した高校生は、渡米三日目、授業開始一日目で現地学生とのカンバーセーションに臨みました。時差ぼけや初めてのアメリカ、ホストファミリーとのコミュニケーションなど、まだまだ緊張が残る中、現在長期留学をしている学生も驚くほど伸び伸びと現地学生とのカンバーセーションを楽しんでいました。引率にいらした各学校の先生方も生徒たちが現地学生と話す姿を見て驚いたのではないでしょうか。短期留学に限らず、留学当初はネイティブと英語でコミュニケーションをとることに萎縮してしまう学生が多い中、会話を楽しめている学生の姿に感動しました。後日開催した、現地の日本人長期留学生との対談では、「自分の英語力に自信がなかったのですが、現地高校生とのカンバーセーションで思っていたより自分が英語が話せることに気づいて自信がつきました。」と話す生徒も見受けられました。10日間と言うかなり短い研修期間ではありましたが、個々人に大きな心境の変化が生まれた10日間になったのではないかと思います。
Merced College あるいは、アメリカあるいは、留学もこれで最後になる生徒もいるかもしれませんが、このような短期研修が生徒たちの印象に残る体験になったら嬉しく思います。YESは、これからも日本の将来を担う学生をサポートをしていきます。