卒業生インタビュー:大山万尋さん

Q. マーセッドカレッジでの勉強・授業はどうでしたか(苦労したことやそれに対して工夫したことなど)

最初の学期は大学生活に慣れるのに本当に苦労しました。英語がなかなか頭に入って来なかったり、課題の多さに圧倒されていました。また、私はバスケットボールをしていたため、勉強時間を確保することが人より大変で良い成績をキープするのに苦労しました。最初の学期は泣きながら課題をしていた時もありましたし、睡眠時間をかなり削りながら生活していました。ですが、慣れてくると徐々にタイムマネジメントができるようになりました。授業を受ける時に工夫したことは、わからないことがあったらすぐ教授に聞くことです。そのおかげで課題もスムーズに取り組めるようになり、教授との仲も深めることができました。

Q.マーセッドで勉学以外に取り組んだものは何ですか。また、それはどうでしたか

私は女子バスケットボール部所属をしていました。この2年で嬉しいことも悔しいこともたくさん経験しました。苦労したことは、コミュニケーションです。練習やコート外での関わりはもちろん、特に試合の大事な局面でコーチの指示やチームメイトと意思疎通をするためにはやはり英語を理解することが重要です。幾度かすれ違いもあったりしましたが、ボディーランゲージやジェスチャーを使ってコミュニケーションを取るように努めました。もう一つは、考え方の違いです。バスケットに対する姿勢や考え方が日本とは少し違うので最初は慣れるのに時間がかかりました。しかし、お互いの意見を尊重し、信頼することで良い関係を築くことができたと思います。 一方で良かったことは、みんなが私を家族同然のように迎え入れてくれたことです。その結果、大切な存在が増えました。国籍を超えて、信頼できる仲間を作れたことは私にとって宝物です。また、異国の地でバスケットができていることは人生において大きな財産になっていると思います。

Q. アメリカ留学(マーセッド留学)で印象的だったことは何ですか

印象的だったことは、みんなとても親切で助け合いの精神を持っていることです。私がこうして卒業できたのは間違いなく教授、コーチ、ISSスタッフ、チームメイト、友達のおかげです。Mercedは自然もたくさんあって本当に天気が良いことも印象的です。最近は、新しいレストランなどがどんどん出てきていて、少しずつ発展してると思います。

Q. 一番楽しかった思い出は何ですか

思い出がありすぎて、1番は決められません!笑 

1つは、バスケットボール部の大事な試合で2回の延長戦をし、1点差で勝ったことです。しかも、その時はLAの遠征での試合だったので試合後は旅行気分でチームメイトと楽しみました!2つ目は、ISSが企画するスポーツイベントです。サッカーやソフトボール、バレーボールをみんなですることが本当に息抜きになって最高に楽しかったです。3つ目はSophomoreNightです!ホストファミリーや私の友達、教授がみんな来てくれて私の試合を観て応援してくれました。本当に泣くほど嬉しく、一生忘れられない思い出です。4つ目は卒業式です!!あんなに人生で最高だなと思った瞬間はありません。マーセッドカレッジを卒業して良かったです!!

Q. ホストファミリーとの生活はどうでしたか

私は2年間同じホストファミリーにお世話になりました。正直私のホストファミリーは大正解でした。私の部活を考えて、ご飯を多めにしてくれたり、日本食を出してくれたり一回も食事に関して困ったことはありません。 ThanksgivingやChristmasなどの行事も家族みんなで過ごすことができ、良い思い出です。また、私のホストファミリーは私のバスケットの試合をたくさん観に来てくれて、私の最後の試合であるSophomoreNightにも来てくれました。卒業式も最後まで見てくれて本当の家族のように2年間接してくれました。私は彼らのことを第2の家族だと心の底から思っています。苦労したことは一つもありません。送り迎えをしてくれたり、私の体調が悪い日は特製リゾットを作ってくれたり、私が何不自由なく過ごせるようにしてくれていました。彼らともう過ごせなくなることが考えられないほど、とても素敵な関係を築くことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

Q. 2年間の中で一番成長したと感じる点はどこですか

自信と忍耐力がついたことです。私のマーセッドカレッジでの目標は、自分らしく文武両道をすることでした。学問の方は、難しい授業もありましたが無事に2年間オールA(GPA4.0)を取ることができました。部活の方は、ゲームキャプテンを任され、全力でバスケをしたことで、日本では感じることがなかった大きな成長を得ることができました。この2つのおかげで私は留学前より確実に自信がつきました。また。私は留学をする上では忍耐力が必要だと思っています。難しい課題に取り組む時や部活でチームの調子が悪い時にそこで諦めるのではなく、一踏ん張りしたことで忍耐力を身につけることができたと感じます。また、その忍耐力があったからこそ勉学・部活の両面において良い結果を出すことができたと感じます。

Q. マーセッドでの留学生活の総括をお願いします

Mercedでの生活は私の想像を超えるものでした。思い返してみると、ずっと楽しい毎日ではなく、しんどい時期がたくさんありました。ですが、そんな辛い時間も今思えば素晴らしい経験だと感じます。Mercedで出会った仲間、コーチ、教授、私を支えてくれた全ての方々に「素敵な時間と思い出をありがとう」と伝えたいです。人生においてこの2年間は確実に私を成長させ、一生忘れることのない大きな経験をすることができました。本当にMercedに留学して良かったです!!そして、日本で常に支えてくれた両親に本当に感謝しています。

Q. 今後の予定(編入、就職、OPTなど)について教えてください

私はFlorida州にある大学に勉強面での奨学金とバスケットボールでの奨学金をもらって編入します。

心理学を専攻し、バスケットボールも続ける予定です。

Q. 将来の夢や進路など今後の目標を教えてください

将来の夢は、スポーツ心理学者になることです。ですので、4年制大学を卒業したら、大学院に進み、スポーツ心理学の修士号を取得する予定です。その後、AASPが運営する、CMPCを取得したいと考えています。

*AAA: Association for Applied SportsPsychology

*CMPC:Certified Mental Performance Consultant

Q. 留学を考えている人へのメッセージをお願いします

留学することは自分の可能性を大きく広げるチャンスになります。留学中、全てが楽しいことばかりではありません。悔しいことや苦しいときも訪れるかもしれません。ですが、自分を信じて一生懸命頑張っていれば、あなたが思う以上に、留学でしか得られない素敵な経験ができると思います。これから留学したい方、一緒に頑張りましょうね!!!

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