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【スポーツ留学生インタビュー(2)】 ソフトボール部1年目でレギュラーとして活躍

ソフト部での1年目を終えた西部さん
ソフト部での1年目を終えた西部さん

 

 前回ご紹介した貫名さんに続き、今回も、プレーオフに進出し、北カリフォルニアベスト16入りしたソフトボール部に所属する留学生のインタビューをお届けします。

 西部さんは、今年の春からソフトボール部に入部。見事にロースター入りとレギュラー入りを果たし、チームのカンファレンス(地区リーグ)2位、プレーオフ進出の原動力となりました。主にセカンドを守り、打っては中軸を任された西部さん、その活躍が認められ、シーズン終盤には地元紙から取材を受けています。

 今回は、留学生としてアメリカのカレッジスポーツで主力として活躍するという貴重な経験をした西部さんに、ソフトボール留学についてお話を伺いました。


ソフトボール部に入った理由

 ソフトボール部のスザーン監督から受けた熱烈なアプローチと、選手からトレーナーを見る経験をしてみたかったことが、ソフトボール部の入部のきっかけです。学生トレーナーとして渡米し、2015年の春学期にトレーナールームで実習を行っている中、私が日本でソフトボールを経験していたと聞いたスザーン監督から、アプローチを受けたのがきっかけでした。初めは、不振に陥っていたのチームの成績を知っていたことや自分のプレーを見た事のない監督が誘ってくる事が不安で、ソフトボール部への入部を断っていました。しかし、同年秋学期に、新チームの練習の見学を行い、このメンバーとなら上位を目指して、メンバーの一員として良いチームを作ることが出来ると考えました。そして、自分の一つの目標であるトレーナーを、選手の立場から見る事も良い経験だと思い、ソフトボール部への入部を決断しました。 

 

スポーツ留学の長所・短所

 スポーツ留学の長所と短所は、良くも、悪くも、文化の違いが経験できる事です。長所は、アメリカのスポーツは楽しんでスポーツをする、という事がモットーにあるため、常に楽しんで部活動に臨める点です。また、コミュニケーション能力を向上できることも良い点です。短所は、シーズン中には試合が続くため、試合後に精神・体力の両面を即座に落ち着かせる必要がある点です。また、アメリカの大学では、部活動と勉強の両立が求められるため、時間の管理を行う必要があります。私は常に、成績の維持や睡眠時間を意識しています。 

 

ソフトボール部を通して学んだこと

 私は、ソフトボール部を通して、アメリカ人の心の広さを学びました。自分のなまっている英語も聞いてくれるし、失敗しても「次、頑張ろう」と励ましてくれます。そして、スポーツは楽しむ事が成長に繋がることを学びました。日本では、監督やチームメイトなどから多くのプレッシャーを受け、失敗を恐れて試合に臨むことが多く、自分の実力を発揮できることが、アメリカでのシーズンより少なかったと感じます。

 

日本の部活動とアメリカの部活動の違い

 日本の部活動は、毎日朝、夕方に練習を行っていました。それに比べ、アメリカの部活動は、平日、午後2-3時間のみの練習となっています。長時間ダラダラ練習するより、短時間で効率よく練習できていると思います。また、アメリカの部活動は、チームメイトや監督との上下関係もそれほど厳しく、率直に仲間のプレーを評価することや、自分の思いを伝えることが出来ます。 

 

来シーズンに向けての意気込み

 コーチを北カリフォルニアのチャンピオンに導けるように、練習に専念したいと思います。多くの信頼と期待をくれているスザーン監督に、常に感謝の気持ちがあるので、恩返しのためにも監督と共にチャンピオンになりたいと思います。 

 

 


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