7月29日、YES at Merced Collegeとマーセッド大学留学課(ISS)は、バスケットボールの3on3トーナメントを共同開催しました。会場としてマーセッド大学体育館が使用され、Co-Ed(男女混合)、年齢制限なしのオープン形式で開催。高校生から高校バスケ部のコーチまで、幅広い年齢層の参加者が集うと同時に、約20名の留学生も大会に参戦。15チーム、61選手が集う一大イベントに発展しました。
本大会では、本戦前にリーグ分けの試合を行い、Upper League と Lower League と呼ばれる本気の競技者が集まるチームとレクリエーションのチームでリーグを分け、両方の参加者が楽しめるよう大会ルールを設定しています。総当たりのリーグ戦後に上位のチームがトーナメントに進出する形とし、各チームに最低4試合のプレー機会が保障されています。
留学生による企画運営
今大会が、これまでのマーセッド大学/YES at Merced College主催のイベントと一味違う点は、今回のイベントは、企画から運営までが留学生の手によって行われたという点です。YESオフィスや留学課からのサポートは受けながらも、会場の手配から参加者の募集、当日の設営、運営進行までを留学生が中心となって開催された初のイベントとなりました。
バスケットボールに情熱を持つ数名の有志と、企画そのものに携わる熱意を持った留学生達が築き上げた本大会は、そもそもマーセッドのバスケコミュニティの発展とプレイヤーの為の機会創出を目的として企画されましたが、留学生にとっては、スポーツマネジメントやイベント運営に携わる貴重な機会となりました。大会後には、留学生たちは一大イベントをやり遂げた達成感に満ちた表情を見せていました。
多数の援助により実現
本大会は、非営利目的で実施され、YESやマーセッド大学を含む6団体、11個人からの援助を受けて実施されました。マーセッド大学の女子バスケ部からも全面協力を頂き、試合球を始めとする用具の貸与を受けています。
留学生がよく利用する地元のスーパーマーケットであるRaley'sとSAVE MARTからも協賛を頂いた他、YESが所有するサッカークラブ サンディエゴ・ゼストFC(米国男子サッカー4部プロ育成リーグ)からも、大会入賞者への賞品が提供されています。個人からの協賛も多数受け、マーセッド大学体育部のコーチ陣を始め、大学職員や教員等から、幅広いご支援を頂いています。
優勝は隣町から参戦の意外なチーム
大会は、Upper Leagueの上位4チームが決勝トーナメントに進出。ファイナルでは、隣町のロスバノスから参戦したチーム「We're Too Old for This」と留学生を擁する「Central Valley Royals」が激突。延長戦の末、なおも均衡状態が続き、再延長に入るかと思われたその時、We're Too Old for Thisが3ポイントの位置から放ったシュートが見事にブザービーターを決め、初代王者に輝きました。チーム名の通り年齢層の高いチームでしたが、スタミナよりも技術力が重要となる3on3ならではの戦いを制しました。なお、Lower Leagueの上位4チームも別途決勝トーナメントを実施。日本人留学生を擁したチームがLower League優勝を決めています。
トーナメント後は、Upper Leagueの上位3チームとLower Leagueの優勝チーム、大会途中に実施されたフリースローコンテストと3ポイントコンテストの優勝者に、それぞれ賞状とトロフィー、ゼストグッズやギフトカードなどの賞品が贈呈されました。
学生主体の運営、61名の参加、内容としても盛り上がりを見せ、成功を収めた今回の3on3トーナメント。参加者や留学生からは、早くも次回開催についての話も出ています。大学バスケ部のコーチ陣も、秋から入部予定の留学生選手や高校生選手の視察に訪れており、大学側にとっても意義のあるイベントとなったようです。コミュニティ、大学、そして留学生の3者を繋ぐ役割を果たしたとも言える今大会、次の展開に目が離せません。
大会の様子(動画)
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