【卒業生インタビュー】羽田野力椰さん

名前:羽田野 力椰 (ハタノ リキヤ)

出身:愛知県

専攻:農業ビジネス学 (Agricultural Business)

20188月:渡米前にTOEFLを取得しマーセッドカレッジ入学

20189月:市内の動物園でボランティアを始める

20191月:Alpha Gamma Sigma入部

20198月:留学生オフィス勤務開始

     農学部学生団体所属

20205月:マーセッドカレッジ卒業予定

20209月:カリフォルニア大学デービス校編入予定 (University of California, Davis)

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——マーセッド留学を通して行ってきたこと

① ボランティア

「私のマーセッドでの生活において大きな軸となったのはボランティア活動です。私は20189月からマーセッド市内にあるApplegate Park Zooという動物園でボランティアをしていました。毎週土曜日の朝9時から夕方5時まで職員の方々と協力しながら動物の餌作りや檻の清掃などを行なっていました。また、ハロウィンやクリスマスなどの季節ごとのイベントの際には、着ぐるみを着たり、小さな動物を触れるエリアを設けたり、子どもたちに楽しんでもらうような運営をしていました。

たとえ週に一回の活動であっても、コンスタントに活動を続けることによって、心優しい友人たちに出会うことができました。

彼らとの交流を通してかけがえのない思い出を共有することができました。」

 

② 学生クラブ

20191月から、Honors Clubの1つとして認められているAlpha Gamma Sigmaに入会しました(詳細はこちら)。学校内でのコミュニティに属するのは初めての経験でしたので、所属してはじめの学期はどのように交流をすればいいか悩んでいました。

しかし、考えるより行動という意識を再確認し、次の学期からはAGSが取り組んでいる地域貢献活動のほとんどに積極的に参加しました。その結果、最終学期である今学期はTreasurer (会計係)への選出や、奨学金候補への選出など、クラブ内のメンバーから信頼を得ることができました。この活動でも、とにかく行動をすることが大切だと学ぶことができました。」

 

農学部学生団体

20198月からは、AGBS-30という授業を履修する必要がありますが、農学部の学生団体に所属することを決めました。私は農業ビジネス学を専攻としており、また農業のバックグラウンドを持っていなかったため、少しでもアメリカの農業について知りたいという思いから所属しました。主な活動としては、地域の農業関連イベントのサポート、地域の農家の方も招く大規模な資金調達イベントの企画運営、またハロウィンの際には地域の小学生のカボチャ収穫イベントのサポートなど、地域との関わりを大切にした活動が多いです。最終的に2019年秋学期、2020年春学期の2学期間所属しました。はじめは農業のバックグラウンドを持った同年代の学生に圧倒されましたが、誰よりも多く様々な活動に積極的に参加することで、農学部の奨学金をいただいたり、メンバーからもRiki!!Good job!!と言っていただいたりなど、良い信頼関係を築けたのではないかと思います。」

 

④ 留学生オフィス

「私は20198月から留学生オフィスの業務に携わっています。しかし、実際はそれ以前からもお手伝いをさせていただいています。私のマーセッドでの全ての原動力はこの留学生オフィスから始まったと言っても過言ではありません。渡米後すぐにマーセッドカレッジで活躍されていた卒業生の方とお話する機会を偶然いただき、そこで “待ちの姿勢ではなく自ら行動して掴み取る姿勢” が大切だと気付かされました。その日から、ボランティア活動の説明会に赴いたり、留学生オフィスでのお手伝いを自ら志願するなど、積極的に行動することを意識しました。その結果、上述のようにボランティア先の方々と素晴らしい関係性を築くことができましたし、留学生オフィスでの業務にも携わらせていただき本当に多くのことを学ばせていただきました。」

 

⑤ 勉学

「勉学の面では成績評定4.0を目標に取り組みました。進行中の今学期を除いた現在の成績は4.0となっています。しかし、元から勉強ができたかといいますと違います。高校時代の定期考査の順位は下から数えた方が早かったですし、模試の結果等も壊滅的でした。では留学後に勉強の仕方を大きく変えたのかというと、意識した部分もありますが少し違う気もします。

私にとって勉学に取り組む上で大きな要因となったのは、日本とアメリカの授業進行システムの違いかと強く感じています。日本の高校や大学では数回の定期考査が成績に関わってくる一発勝負型に対して、アメリカの大学では定期考査はもちろん日々の課題や小テストも成績に反映されるコツコツ型です。つまり、定期考査でつまずいてしまっても、日々の課題や小テストの取り組み次第では挽回が可能です。また、これは大学や教授にもよりますが、現在の成績が学生のポータルサイトで確認できたり、今後のテストの点数が成績にどう影響するかの予想もできるので、自身の学習進展度が非常にわかりやすかったです。このように、日米の授業システムは大きく違いますので、私の場合はアメリカ型が合っていたのではないかと思います。」

 

⑥ 奨学金

「“留学中は必ず奨学金をいただくというのを1つの目標としていました。その結果、総額$19003つの奨学金や約$1000の学費免除をいただくことができました。これは上記の活動で様々なことを学ばせていただいたことに加え、奨学金対策をしっかりと意識したことが大きいかと思います。奨学金の審査ではエッセイが大きな要因となっています。

ですので、文法的な面、適切な単語選び、内容の一貫性などを意識しながら作成し、それに加え英語の教授の元へ何度も足を運んで校正をしていただいていました。

そういった様々な方々のおかげで目標を達成することができました。この感謝の気持ちを私が大きくなったときに下の代に繋げられるよう、今後も心に抱いていきます。」

 

——留学の感想

「マーセッドでの留学の感想としましては、想像を絶するほどの成長をさせていただいたと思っております。これは勉学や奨学金、編入などの表面的な内容ではなく、内面つまり精神的、社会的に大きく成長させていただきました。もともと留学前の私の第一進学希望先は別の大学でした。しかし、様々な理由で第二希望であったマーセッドカレッジへの留学が決定したのですが、結果マーセッドカレッジに留学できて良かったと心から感じています。このように本来描いていた道とは違う方向へ進んでしまっても、意識や努力次第でその道を人生の大きな軸にすることができると実感しました。家族やマーセッド在学中にお世話になった方々をはじめ、私を支えてくださっている方々には感謝の気持ちが絶えません。」

 

——将来

「マーセッドカレッジを卒業後は、カリフォルニア大学デービス校へ編入予定です。デービス校では国際農業発展学(International Agricultural Development)を専攻予定です。また、将来的な目標に関しては、農業や国際的な貿易を中心とした発展途上国の開発事業に携わりたいと考えています。日本ですとJICA、世界ですと国連など世界には様々な国際的組織がありますし、自身で立ち上げるという手段もあります。何が私にとって合っているのかは現段階では経験が不足しており判断できかねますので、まずは編入先で様々な活動に取り組み、その経験で得た視野や価値観をもとに自身の道を決めていこうと思います。」

 

——留学生へ一言

「あえて現実的な言葉で述べさせていただきます。正規留学は皆さんが想像している以上に茨の道です。

経済面では、

-       日本の大学生のようなバイトで得たお金での自身への投資は困難

-       奨学金を得て留学をする学生はごく少数

-       留学生への学費の高騰 

また勉学の面では、

-       全てが他言語でやりとりされる

-       交換留学のように日本の大学の後ろ盾がない=留学での結果が将来に左右しやすい

-       アメリカは日本以上に学歴社会(例えば多くの大手企業は一定の学位を求められる)

-       ただの留学では皆さんが思っている以上に英語力が伸びない(ここでの英語力は日常英会話力ではなく、社会人としての英語力です)

このような点が挙げられます。

もちろんこれらの他にも困難や課題もあるかと思いますが、ほとんどは自身の取り組み次第で克服が可能です。

さて、どれだけの留学生がこういった意識をもっているでしょうか。

正規留学は、海外旅行、短期留学、交換留学、ワーキングホリデーとは違います。

留学をどのように過ごすかは個人の自由ですので、皆さんの思い描く留学を過ごしていただきたいと思います。

しかし、上記のような現状を意識するかしないかだけでも、留学で得られるものは大きく変わってくるのではないでしょうか。

人生の大きな一歩となるような留学をぜひ皆さんにしていただきたいと思います。私もまだまだ未熟者ですので、これからも目標を高く掲げて精進してまいります。」


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