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一年の集大成〜学期末の恒例イベント〜


 今年の1月中旬から始まった春学期も、 5月26日(金)をもって終わりを迎えました。日本では、3月下旬が年度末ですが、アメリカでは春学期終盤に当たる6月末が年度末とされています。

 毎学期を終える直前、学生達には集大成として期末試験が待ち受けています。春学期末の試験を万全の準備で迎え、そして充実した夏を迎えるため、クラムウィーク(Cram Week)とファイナルウィーク(Final Week)中には学生達が普段より一層勉学に励んでいる姿をよく目にします。

クラムウィークとは、試験期間に入る直前の週のことを指し、短期間でなにかに追い込みをかける際にこの言葉が用いられます。また、ファイナルウィークは日本の期末試験期間に当たります。

 

 そして当学では、クラムウィークとファイナルウィーク中に、恒例のある二つのイベントが行われます。今回はそのイベントについてご紹介します。


図書館の開館時間延長のお知らせ
図書館の開館時間延長のお知らせ

⒈ 図書館での開館時間の延長

 多くの学生にとって、図書館は集中して勉強をする際に必要不可欠な場所です。そんな図書館が、多くのアメリカの大学では、クラムウィーク中に開館時間を延長します。

 

 マーセッド大学も例外ではなく、クラムウィーク中に図書館の開館時間の延長が行われました。

通常、月〜木曜日は午前8時〜午後8時半が開館時間となっていますが、クラムウィーク中は午前8時〜午後11時まで開館されていました。金曜日のみ、通常通り午前8時〜午後2時の間で開館されていました。

 

 当期間中には毎夜9時を迎えると、図書館スタッフより提供されるドリンク・軽食が図書館の入り口付近にて並びました。ドリンクはコーヒー、水の2種類、軽食は数種類のスナックバーやフルーツなどが準備されていました。開館時間が延長された最終日の木曜日には、通常のものに加え、サンドウィッチも準備されました。

 

 このようにして学校側の手厚いサポートを受けた学生達は、翌週から始まるファイナルウィークに向けて、より良い環境下で勉強に励むことができた様子でした。

 


学生達が列に並んで料理をよそう様子
学生達が列に並んで料理をよそう様子

⒉ 留学課主催のランチョン

 一つ目の恒例行事クラムウィークに続く二つ目に、ファイナルウィーク中の水曜日午後12〜2時で、留学生を対象としたランチョンが行われました。マーセッド大学の留学課が主催したこのランチョンは、留学生以外にも当大学付属語学学校(MCELI)の講師陣や、カンバセーションワークショップを担当するスタッフなども参加し、約50人が集う大変賑やかで充実した一時となりました。

 

 クリス副学長の挨拶で始まったランチョンは、部屋の一角に準備された料理を各自でサーブするバッフェ形式で行われました。またランチョン中には、卒業を迎える学生達が留学課スタッフよりプレゼントを受け取りました。


 ランチョンは、もうじき春学期を終える学生達への日頃の努力を労わる意味でもあれば、普段大学構内で見かけない留学生同士が顔を合わせ、交流を深める場でもあります。留学生同士、お互いのモチベーションを高めたり、留学情報を交換したりする様子が多く見られた貴重な時間となりました。

 

 


 先日無事にファイナルウィークを終えた留学生たちは、ここから様々な道を辿ります。まず2つに大別される「マーセッド大学を巣立つ学生」と、「来学期も在学する学生」。

「マーセッド大学を巣立つ学生」は当学を卒業する学生も居れば、卒業せずに4年制大学に編入する学生も居ます。 そしてもう1つの「来学期も在学する学生」。これから夏を迎える彼らには、夏学期の間授業を取るか取らないかの選択から、夏の間アメリカを離れ母国を含む他の国に旅立つのかの選択など、様々な選択肢があります。

勉学の忙しさから一時解放された学生たちは、自分自身で今夏をどのように過ごすのかを決め、秋学期を迎えるまでの時間を如何に有意義に過ごせるかが、自分自身が周りより一歩リード出来る鍵となります。


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