【SAKURA奨学金受賞者インタビュー】米国サッカー4部リーグでインターンシップを経験 田地川 直哉君

 SAKURA奨学金を受賞した田地川君
SAKURA奨学金を受賞した田地川君

 Y.E.S. at Merced Collegeでは、高い意識を持って勉学に励む留学生、積極的にボランティア活動や部活動に参加している留学生を対象とし、奨学生の募集を行っています。選考に際しては、部活動やボランティアを含む課外活動(アクティビティ)に積極的に取り組んでいるか、優秀な成績を維持しているか、日常の生活態度といった点が考慮されます。採用者には、YESが有するSAKURA Fundから、数単位分の奨学金が授与されます。 

 

 当奨学金の審査では、勉学やアクティビティに懸命に取り組んでいることは大前提として、留学生活に臨む姿勢や生活態度も問われることになります。受賞者の一人である田地川君は、夏学期の奨学生募集時には大学付属の語学学校MCELIに在籍。日本で大学入学に必要なTOEFLスコアを取得していたことで、余裕を持って夏学期に臨んでいました。そんな直向な姿が評価され、米国サッカー4部リーグPDLに所属するサンディエゴ・ゼストFCでのインターンシップ参加に声が掛かり、サンディエゴでの試合運営に携わる貴重な経験を得ました。PDLはアメリカサッカーのトップリーグ・MLSの育成リーグにあたり、UCLAやUSDなどに所属しプロ入りを目指す将来有望な選手が所属しています。サンディエゴ・ゼストは今年新設されたばかりのチームですが、Jリーグのアビスパ福岡との提携やプロ契約選手の輩出等により、大きな話題を集めています。

 そうしたトップレベルの空気に触れる貴重な機会を得た田地川君は、平日はマーセッドでの語学学校、週末はサンディエゴに移動してのインターンシップというタイトなスケジュールをこなし、語学学校も無欠席でセメスターを終えました。

 

 ゼストでのインターンシップを通して刺激を得たという田地川君は、秋学期から入学したカレッジでスポーツビジネススを専攻。今回の奨学金受賞に際し、ここまでの取り組みと、これからの目標について伺いました。

サンディエゴ・ゼストFCでのインターンを経験
サンディエゴ・ゼストFCでのインターンを経験

 

 

・専攻を教えてください。

 マネジメントを専攻しています。小学生の頃からサッカーを続けており、スポーツ関係の仕事に就きたいと考えていました。その時に、選手のサポートをするアスレチックトレーナーという職業と、チーム全体をサポートするスポーツマネジメントという分野の学問に出会いました。その為、留学前はアスレティックトレーナーとマネジメントのどちらを専攻するか迷っていましたが、語学学校の期間中にサンディエゴ・ゼストFCへのインターンシップで試合運営などのお手伝いを経験したことがきっかけとなり、マネジメントを専攻することに決めました。

・目標達成のために心がけていることを教えてください。

 どんな些細なことでも3秒以内に行動にうつすことを心がけています。勉強を始めるにしても、掃除や洗濯、料理をするにしても、思い立ったらすぐに行動せずに先延ばしにしていると無駄な時間を過ごしてしまうため、3秒以内に行動にうつすように心がけています。実際に、何もやる気が湧いてこない日があったとしても、頭の中では常にやるべきことが浮かんでくるもので、そのままボーッと過ごしてしまうのは時間の無駄使いになります。また、「やる気」というのも行動する前は皆無だったとしても、行動していくとおのずと湧いてくるものだと感じるようになりました。

 

・今の目標を教えてください。

 今の目標は、ワンサイドに偏った意見にとらわれる事なく、様々な角度から物事の本質を捉えて、自分自身の意見を持つことができる人になりたいです。様々な情報が流れ、正確な情報を得ることが難しいこの世の中で、インターネットの情報や、噂話などに惑わされないように情報集める力をつけていきたいと思っています。そして、もう一つは、様々な分野の知識をつけることです。マーセッド大学に入学してから国籍や文化を越えて、多くの人たちと話をする機会があり、とても良い刺激を受けることができました。その時にもっとたくさん知識をつけて色々な話をしたいと強く思いました。幸いにも、周りの人たちは読書家が多いので、まずはその人たちがお勧めする本を読んでいきたいと思います。

 

・来年の抱負を教えてください。

 今学期は私にとって、アメリカでの初めての学期でもあり、戸惑うことがたくさんありました。そして、これからの克服すべき課題をたくさん見つけることができた学期でした。その課題の一つが、タイムマネジメントでした。今学期は、自分自身の要領の悪さが露呈した結果となりました。その為に、毎日が時間に追われて生活するようになってしまい、結果的に夜遅くまで起きて課題をしたりと生活リズムが安定しない期間がありました。しかし、この今学期の苦い経験を生かし、時間にも精神的にも余裕のある日々を過ごす為に、節度のある生活を心がけていきたいと思っています。

 


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